松下幸之助の国家百年の計。
今宵は上甲晃夢甲斐塾名誉塾長のデイリーメッセージ1万号記念講話in萌木の村ROCKに参加してきました。
先日の新宿での記念講演も志を貫く姿勢をたくさんご教授いただきましたが、本日も凡事を30年以上続けた経緯から、良い癖のつけ方、夢中と熱心の境にある主体変容の精神、そして、一事は万事(一つのことに取り組めば、その意識がすべてのことにつながる)の大切さを強くお話しいただきました。
上甲塾長も松下幸之助が、国家百年の計というお題目で、人生の締めくくりを人材教育に向け、松下政経塾を立ち上げ晩年を費やしたことを引き合いに、今の国政における政治家のあり方に大きな危機感を持っていると仰いました。
この言葉をすこし調べてみると、
国家百年の計は、春秋戦国時代の斉の宰相である管仲が君主である桓公へ送った言葉(終身之計)が元とされています。
「一年の計は穀を樹えるに如かず。
十年の計は樹を樹えるに如かず。
終身の計は人を樹えるに如かず。」
という一節があり、この言葉を聞いた桓公は意味を問いただすと、管仲は
「1を植えて1収穫するのは穀物。
1を植えて10収穫することができるのは樹木。
1を植えて100の収穫をするのは人。」と言い、国を栄させるのは、人材育成に力を尽くすことこそ寛容であると進言したそうです。
天下三分の計を唱えた、三国時代の蜀漢の宰相である諸葛亮孔明も、管仲の終身之計からインスパイアされ、人材教育に力を入れたとたと言われていますが、今日の日本において、ここで言う人材教育とはIQや偏差値の高い学校に行くことではなく、我が国の未来のために凡事を尽くせる心構えを持てる気概こそ、国家百年の計であるのだと私は感じました。
松下幸之助からインスパイアされた上甲塾長の国家百年の計‼︎
私は国ではありませんが、地域や故郷の百年の計を目指し、郷育に取り組んでいきたいと思います(^。^)