昨日は第14回ふるさと回帰フェアにおじゃましてきました。
首都圏から地方へ「移住」という形で、田舎暮らしの素晴らしさを各自治体が競い合っています。
私自身も約10年前より、ふるさと回帰支援センターにおじゃまして、事務局長だった高橋さんの熱い移住の取り組みを伺いながら、当時理事で北杜市で農業をなさっていた俳優の菅原文太さんに、熱く語っていただいたことを思い出します。
それから10年‼︎
地方分権から地方創生という新たな価値に基づき、中央から地方へ‼︎という考えが広がりを見せてきました。
その背景には震災やライフスタイルの多様化など様々な要因が挙げられますが、国や地方自治体も制度として移住を後押ししています。
2、3年前まで、各自治体として競い合っていた移住も、近年では横のつながりも増え、担当者間のホットラインを通じて、圏域的な移住も増えてきています。
例えばご家族で移住のケースでは、家族が住むのは山梨市、父親が働くのは甲府市、母親の職場は甲州市、子どもの学校は笛吹市、のように家族で山梨県へ移住という定義が成り立ちます。
オール山梨。
つまり、自治体間の移住者獲得合戦ではなく‼︎
圏域的な共有地として、地域ぐるみでの移住促進が活発になってきたと感じます。
また、制度面でも地域おこし協力隊員や集落支援員のように、賃金保証を付けて地方に移住を行ってきましたが、制度の期限が切れるごとに、移住を繰り返す輩や保証に浸かり生活費を確保できずに地域を撤退しなくてはならない現実も顕在化したといえます。
超高齢社会と人口減少。
誰もが経験したことのない、未来の日本を切り拓くのは、やはり近隣の助け合いであり、自助、共助、互助、公助に他なりません。
ぜひ、オール山梨で地域の魅力を発信していきたいですね‼︎
今後も引き続き、移住施策に積極的に取り組んでいきたいと思います(^。^)