青山さん改憲講演会 | 山梨市日和♪~みんなでやるじゃん~

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何故ひとつに、和になれないのか?

青山繁晴さんを講師にお迎えし、山梨市民会館で開催された、憲法改正を学ぶ講演会に参加してきました。

憲法改正といえば、前回の参院選より、とくに主要問題とされ、与野党の政争の中心として議論されており、安倍総理が掲げた改憲4項目
・自衛隊について
・緊急事態について
・合区解消・地方公共団体について
・教育充実について
が、自民党としての改正のポイントとして提案されています。

現状の国会情勢もですか、国民を二分する議題だけに、殆どの人は、公にこの問題に触れませんが。。
敢えて今夜は触れたいと思います。

私は常々思うのですが、憲法は身近な法律とは言いがたく、寧ろ枝葉の民法や商法、地方自治法など、私たちの生活に関わる部分だけが、ここ70年の国会における議論の中心であったと考えます。

何故、憲法改正が必要なのか?

その答えは、日本が建国して、今まで変わることなく続く、万世一系という2600年続く王朝が存在していること。
それは古事記を始め日本書紀に記されている事柄もですが、和を持って尊しとなす。
この言葉にすばて集約されているのだと思います。

和とは調和と融和であり、資本主義社会における多数派民主主義とは異なり、大きな意見も、小さな意見も、全てを許容して、みんなが納得することこそ、真理である。
つまり、日本はもともと2600年も前から、全国民が合意形成を持ってこの地に息づいていたのだと思います。

でなければ、あの比叡山焼き討ちを行なった織田信長が何故、朝廷を侵略しなかったのか?
それは、侵すべからずという真理が、戦国時代の国民全体にあったからではないのか?
そうでなければ、京都御所があのような簡易な塀でしか守られていないことを見れば明らかだと思います。

さらに、憲法の前文にある、
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、 われらの安全と生存を保持しようと決意した。
を読んでも明らかなように、自主憲法は英訳では無く、自らが自らの大切な人を守る、つまり、国民一人一人を守るのが憲法であるのだと思います。

青山さんも、声を荒げ北朝鮮の拉致問題を語りながら、
2002年9月17日の真実をアツク語ってくださいました。

北朝鮮に拉致されたと。。
政府が認めているのは17名‼︎
本当は数百人いる現実。

何故、同じ国に生まれ、平和な日常を過ごしていた彼等が、拉致され、30年から50年を祖国から離れた地で生活しているのか。。
我が国が、本来全ての人が、拉致された方々、全ての人たちの帰国を願ってやまないのは当たり前でないのか?
どうして連れて帰れないのか?連れ戻せないのか?
当事者の家族も含め肉親者が高齢化により、1人、また1人と帰国を願って待ち続けている現状を変えるのはなんなのか?
そこに憲法の壁があるのだと思います。

更には硫黄島でまた、回収できていない11000人の遺骨。
23,000名の硫黄島守備隊のうち、22,000名の方が亡くなり、いまだその半数しか回収できていないご遺骨の残り半数を可能な限り急ぎ内地にご帰還いただかないといけないという多くの願い。
ご遺族の高齢化が進む中、もう猶予はないのではないかと思います。

また、阪神淡路大震災の真実。
死者6345人という、未曾有の被害をもたらした震災。
あの瓦礫の山での真実。
家族が見守る中、下半身がはさまれた10代の子どもが、生きながらにして焼かれ命を落とす光景。。
もし、消防や警察のように、自衛隊が緊急出動でサイレンを鳴らして、被災地に行けたなら?
いったい何人の命が救われたのか?
災害派遣における自衛隊のあり方は、もはや憲法に明記して、自衛隊法に記しない限りこの先も救えた命を守ることができないことも想定されてしまいます。
何故、憲法改正が1日も早く望まれるのか?
それは一つでも多くの命を未来に繋げることになるからだと考えます。

近頃、「憲法9条を改正した方が戦争を防げる」という4ページ漫画が話題になっています。
この漫画は、徴兵制や侵略国家など戦争をしたいような危機感を煽るマスコミや野党の考えを、少し考えればわかる背景を入れつつ、わかりやすく9条の現状を伝えています。

どこの国に、戦力も保持しない、交戦権も認めない、全てを放棄している憲法を有している国があるのか?
多くの護憲派の方はマスコミや政治家の扇動であたかも9条が現在の平和の象徴と思っているのではないか?

当たり前ですが、日本が侵略されないのは政治であり経済活動であり、なによりも、自衛隊と在日米軍がいるからにほかならないし、日本国民全体が戦争を望んでいないし、大切な人が死ぬかもしれない未来を誰も描かないからだと思います。

あの大東亜戦争で、私たちの先達が何故戦ったのか?

それは、私たちの大切な人を守るため。

それしかなかったのだと思います。
これからの日本は、2600年という長い歴史でただ一度の敗戦を乗り越え、国際社会において、二度と戦果を交えるような国にはなりません。

しかし、自国を守る。

つまり、自分の大切な人を守るために、自衛という選択肢を発動させるのだと思います。

現在、与党においても九条の二項について様々、検討されておりますが、前条の規定は、「我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の処置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。」と、自衛隊と自衛を明記しています。

本来、憲法改正は上記のような一部ではなく、大日本帝国憲法から日本国憲法へ変わったように、全てを現代に合わせたものにする事が望ましいのだと思います。
しかし、おそらく今の日本社会では、まだまだ数10年から数100年という時がかかるのだと思います。

国民一人一人が、憲法について、もっと真摯に向き合って、一人一人の憲法論をしっかりと持ち、同じ祖国に生まれた仲間を大切にして欲しいと思います。

資本主義社会にのまれず、和をもって、おおいに憲法論議を交わし、私たちの大切な人を守れる憲法にできるよう‼︎
これからも関心持って憲法に向き合って生きたいと思います。

皆さんもぜひ、自身の思う憲法のあり方‼︎
見つめてみてはいかがでしょうか(^。^)