フランスワインのブランド戦略 | 山梨市日和♪~みんなでやるじゃん~

山梨市日和♪~みんなでやるじゃん~

山梨市を「大好きなまち」にする会 根津和博のブログです。
「山梨市に住みたい」と思っていただけるような
まちづくりを目指しています。
合言葉は「みんなでやるじゃん」。
ともに活動してまいりましょう♪

フランスワインのブランド戦略

フランスワインに表記されている原産地呼称をAOC法[Appellation d'Origine Controlee (アペラシオン・ドリジヌ・コントローレ)]をご存知でしょうか?

葡萄品種や栽培方法、醸造方法など、フランスの伝統的な産地の個性を守るための法的な規制がAOC法です。

1935年にフランスで制定され、国立原産地名称研究所が管理をしています。

例えば、写真の「シャブリ」と言えば、 ブルゴーニュ地方・シャブリ地区のシャルドネからつくられた辛口白ワインというように、わかる人にはわかる表記だそうです。

実は私、本日まで全く知りませんでした(笑)

ご存知のように私の住む山梨は甲州ワインの産地であり、そこかしこに醸造用の葡萄が栽培されてある環境にあります。

ラベルを見るたびに、地名だとは理解しておりましたが、その産地で生産しているぶどうの種類が限定されているとは思いもしませんでした(^^;;

これを山梨版で言えば

まず山梨というラベルがあり、
勝沼という地域に限定し、
さらに鳥居平というようになります。

山梨は以前よりGI表示のみが可能であり、つい最近も北海道で導入されたところであります。

ロマネコンティではありませんが、山梨のように限られた山間地の狭小な土地で栽培された醸造用のぶどうは、明らかに希少であり、その価値を生産者のみならず、地域の私たち自身が知り、産地の価値を築いていかなくては、北海道や信州など広く平らな土地を多く有する地域に叶わなくなってしまうのではないかと懸念されます。

山梨というブランド価値、甲州というブランド価値、さらにはそれぞれの地域のブランド価値を高め、甲州ワインという地場産業を今後どのように発展的にしていけるのか?

先ずはワイン産地に住む、私たち一人一人がワインについてあまりにも無知な現状を変えなくてはならないと思いました。

早速、勉強して見ます(^。^)