桜に夢中
長女の中学校入学式に参列した後、峡北地域の桜ツアーへ行ってきました。
そう言えば娘が未就学児の頃は、3月の末になると早朝より車に布団と着替えを持ち込んで、九州から桜前線とともに日本列島を北上したことを思い出します。
長い時には2週間、車で缶詰めになり、全国の一本桜に夢中になっていました。
桜は此花とも呼ばれ、絶世の美女と言われる木花之佐久夜毘売にも例えられますが、日本の美学が詰まっていると感じます。
特に江戸彼岸は数百年から千年を超える巨木も日本全国に点在しており、約300本の一本桜は、それぞれの地域で伝説となり、大概、偉人のお手植え伝承を持っています。
それは、彼岸の名の通り、故人の骸の傍に植えられた桜が、毎年咲き、その都度、故人を思い出し、また、散る。
その悠久の時に想いを馳せるのが、継承という日本ならではの文化に他ならないと思うからです。
出会いもあれば、別れもある。
春の満開の花。
夏の葉の隆盛。
秋の優雅な紅葉。
冬の厳しさに耐える幹枝。
冬の寒さがなければ春の暖かさの尊さに気づくことができないように‼︎
春夏秋冬、四季がなければ、実に単調なものになってしまうと感じます。
ちなみに山高神代桜は日本武尊お手植えと言われ樹齢は2000年を超えるといわれています。
気が遠くなる年月ですよね。
絶えず絶え間なく
千代に八千代に(^。^)
我が娘も、おおいに中学生活で、自分なりの桜の花を咲かせてほしいと思います。
頑張れ、そら♫
父より。