山梨県景観リーダー育成研修で小布施町の街並み修景事業を視察してきました。
人口11500人の実に100倍の年間120万人が訪れる小布施町‼︎
私たちの地元と同じく栗、桃、ぶどうの生産が主流の農業の町であります。
国宝も一級の自然名勝も無い町が何故、これほどの人気を集めているのか?
その秘訣を文屋の木下豊さんが熱く語ってくださいました。
美日常と結果観光という
当たり前の生活の中で
わが町を誇り
観光客やキャストではなく
住民が主役のまちづくりを進めた事で、
より愛郷心を高め、住民自治ともいうべき市民、行政、企業、大学が長きに渡り盛んに対話した事で、市民ファンドのまちづくり会社を立ち上がり24年が経過していること。
その誕生の陰には地元の老舗菓子店の経営者や町長など、街全体の文化人が、国際教養や人づくりともいうべき学びの場を数多くつくってきたことで、年月とともに自然と培われたものだと容易に感じることができました。
***以下小布施の街並み修景事業の特色***
・マスタープランのないこと(都市計画ではない)
・時間を十分にかけステークホルダーの納得の得られることを前提に進めたこと
・そこにある要素(建物・機能)を外に出さない、ゾーニングしない=田舎
・補助金を受けない
・官民、民民の境界を見えるようにしない
・田舎らしさを大切にすること
・生活の居住空間の快適性をあげる
・乗りにくいステークホルダーにやさしくする
・生活の中から出るものを隠さない(ゴミなど)
そして、もう1つ驚いたのがオープンガーデン‼︎
何処にでもある民家の庭を解放し、どなたでも立ち入れるようにした箇所がなんと130軒もあり、18年という取り組みの中で、自然と競うように町が綺麗になって行った経緯を伺い、住民参画の重要性をまざまざと見せつけられました。
わが町を誇り
私たちが主役でできること♫
もう一度見つめ直してみたいと思いますm(__)m