安来市に「交通は地域を活性化する、とのバス体系について」視察に来ています。
安来市では住民アンケート調査等の各種調査を実施し、イエローバスを中心とする今後の公共交通のあり方について、安来市地域公共交通会議において検討を行ってきました。
本計画ではその結果を踏まえ、生活を支える公共交通ネットワークの再編を基本的考えに据え、市内の交通体系の再構築、イエローバスの運行やデマンド型(予約型)乗合タクシーなどの新たな移動手段の運行、および鉄道やその他の市域をまたぐ交通との連携等に関して、政策の方針と実現に向けた方策について示しています。
とりわけ、本計画では交通を「まちづくり」の重要な要素として捉え、通院や買い物などを中心とした市民の移動ニーズへの対応や交通空白地域の解消、公共交通を活用した地域経済の活性化、さらには市民や交通事業者などの関係主体が一体となり公共交通を支える仕組みを作ることで、市民がいきいきと安心して生活できる持続可能なまちを実現することを目的としています。
更に、イエローバスに代わる新たな移動手段として、自治会が市から無償貸与を受けた車を使用して行う自治会輸送なども行い、乗合交通の存続が厳しい宇波地区(高齢化率49パーセント)においては地区内の91戸が一世帯あたり年間300円を負担して、講習を受けた16名の市民ボランティアによって2次交通が活用されておりました。
自治は自助、共助、公助で成り立ちますが、市民、自らの取り組みで、
バス停の掃除やサポーターの募集、モビリティマネージメントとして小学校での出前授業、ノーマイカーデーなどの取り組みを通して、地区内アンケートにおいても、将来への交通不安がなんと19.3%から7.8%に大幅に減り、この取り組みの成果を物語っています。
本市においても市民バス、観光バス、スクールバスなど、交通携帯も様々ですが、それぞれの特質を活かして、総合的な交通網の構築に向けて取り組んでいきたいと思います(*^^*)