中高生の居場所づくり
韮崎市のニコリにオープンした中学・高校生の拠点Miacis〜ミアシス〜におじゃましてきました。
近年、中高生を取り巻く社会情勢は熾烈を極めており、いじめ、不登校、少年犯罪、引きこもりなど、多くの問題を抱えています。
我々の時代には無かった「空気をよむ」という言葉も、時代とともに生き辛くなってきた現代社会を表していると言えます。
部活の部室と友人宅のプレハブの離れは、私にとって秘密基地というべき場であり、ともに考え、ともに笑い、ともに泣き、ともに分かち合って汗を流した居場所でもありました。
自らが率先して考え、主体的に場を動かし、何かの気概を持って行動できたことは、今の私の生活の糧になっていることは言うまでもありませんが、保護者やその他大勢の大人の関わり方が、多感な青年期の若者たちの刺激にどう作用するかが重要だと考えます。
心理学・建築学・社会学・教育学等さまざまな分野で居場所に関する研究が進められておりますが、コミュニティに参画する若者と、そうでない若者との間をうまくコネクターのように繋げられる居場所が、こういった社会問題を解決する糸口になると考えます。
とかく大人は経験故に若者の意見に対して、抵抗や指摘をしてしまう傾向にありますが、若者が社会参画するきっかけは間違いなく、人との出逢いや試練との出逢いに他ならないと感じます。
そんな若者たちの幾多の葛藤を乗り越えて、主体性を持った担い手が地域に増えれば、将来に希望が持てる街が創出できると考えます。
人口減少から未だかつて誰も経験して来なかった国際競争力の低下する日本社会において、如何に時代を超えて新しい価値を見出すのか?
今からの時代を背負って立つ中高生に大いに期待したいと思います(*^^*)