南部の火祭りにおじゃましてきました。
富士川舟運が盛んであった元禄時代が起源とされるお祭りですが、仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)と習合して、盆の送り火や川施餓鬼(かわせがき)として受け継がれています。
かつては富士川下流全域で行われていた行事ですが、現代ではこの南部の火祭りが唯一伝承されているのみだそうです。
日の入りから始まる投げ松明や灯籠流し‼︎
そして、なんといっても見所は富士川両岸に約2キロにわたって円錐状に積まれた108個の大松明で、そのかがり火は辺りを真赤に染め、川面に映る様はとっても幻想的です(*^^*)
山梨では吉田の火祭りもありますが、富士山の裾の因果と言うべきか、火に対する信仰が多いのも事実であり、京都に習った笈型焼や大文字焼きなども有名であります。
また、小正月の道祖神はまさに全県を挙げての火の祭典でもあります。
動物で唯一、火を使える文化を持った私たち人間の祖先。
そんな時空を超えた想いに馳せるのも、火祭りならではなのかもしれませんね〜♫