山梨市制10周年記念事業
第12回小・中学生山梨市ノーベル化学賞表彰式記念講演に参加してきました。
本日の講師は2014年ノーベル物理学賞を受賞した名古屋大学大学院天野浩教授をお迎えし、「未来をつくる君たちへ」という題で氏の幼少期から青色LEDはどのようにして生まれたか?まで駆け足でお話を伺いました。
・小学生の頃は、推理小説や漫画に夢中になり、
熱中して速読し、これにより集中力が養われたこと。
・スポーツが好きでソフトボールとサッカーをしていたこと。
・中学生の頃は短波放送にはまっていて、アクセントなど生の英語を聞いて身につけたこと。
・アマチュア無線にはまり、
無線通信の仕組みや遠方の見知らぬ人と話すきっかけになったこと。
・高校で恩師に出会うことで、数学の楽しさを知り論理的思考を養い、難問に向かう際のチャレンジ精神を培ったこと。
・大学の時に工に目覚め、数学が理学工学の共通の言語であることを理解したこと。
・量子力学を学び、英語の原箸に対する障壁がなくなったこと。
・その翌年、マイコンにハマり、FM-8に没頭し、ゲームにはまったこと。
・この時、人が作ったプログラムで遊ぶより、自分で作ったマイコンで遊びたいと思うようになつたこと。
・そしていわゆる発光ダイオードに関心を持ち入っていった大学2年から3年の頃のこと。
・人口光源の歴史は、炎から白熱灯、蛍光灯.LEDへと進化したこと。
・LEDは、1968年に開発され、ガリウムリン、ガリウム砒素、窒化カリウムなどの元素で赤や緑のダイオウードを作り上げたこと。
・その後、様々な研究者で青色に取り組んだが、なかなか成功しなかったが、赤崎先生は諦めず続けていたこと。
・そこで、天野先生は赤崎先生との出会いにより、卒業論文に青色発光ダイオードにしたこと。
・そこで研究しながら気づいたのが、本で勉強するよりも実際に研究する方がズーーと楽しかったこと。
・研究室はみんな素人で、教授も学生も同じ立場で議論できたこと。
・この頃にはGaNの世界で出ていた論文は全て読破したこと。
・そのことによりある意味無敵の自信を養ったこと。
・その後、p型の結晶を作ることに成功したこと。
・2030年には74パーセントの電球がLEDになると想定されていること。
などなど、
時間のゆるす限り、興味を持ち諦めずに探求する気持ちを講演から感じ取らせていただきました。
最後に
未来を作る君たちへ
20代まで挑戦、
30代から創造の自立、
40代から人に役立つための貢献と語る天野先生‼︎
挑戦、自立、貢献を旨に多くの世界で活躍できる人材が生まれることを願っております。