第41回得々三文会
得々三文会に参加して来ました。
印傳の山本の山本さんのスピーカーで、
甲州印傳(鹿皮に漆の模様を付ける伝統工芸)について
お伺いしてきました♪
現在山梨で僅か4軒しかない伝統を
アパレルブランドのOEMや
地域のゆるキャラとのコラボを通じて
わたしたちの身近な持ち物へと変え行く文化を肌で感じてきました。
甲州という響きを現代に伝える工芸品!!
今後も末永い発展を願いたいですね♪
また、春光堂の宮川さんより、
甲府の藩政時代の生活文化の書された資料を頂きました。
早速!!目を通して見ると。。
現在も聞き覚えのある屋号がチラホラ見当たりました。
特に、魚の流通に関して記されたものが面白く
江戸よりも沼津より御坂を越えて甲府に運ばれていたようで
鮪にイナダ、秋刀魚、鰤、カマス、モロ、鱧、鯛、鰹等
様々な魚が甲府に運ばれていました。
また、調理法も面白く
塩鮪や塩貝、濃醤油による煮物や煮貝が食べられていました。
現代の煮貝や鮪の消費♪
鳥もつに代表される山梨県民の甘辛醤油好きもここら辺がルーツなのかもしれません。
また、大晦日には鳥を味噌付けにしたものを焼いて食べていたようです。
このあたりは今は習慣がありませんが。。
鳥を扱う企業の皆さん!!山梨あるあるで仕掛けてみても面白いかもしれませんね♪
かつての甲府市民の娯楽や景観に対する想いも面白く。。
野と呼ばれる傾斜地を好み
花や富士、寺社の伽藍や川の景勝を好み
芝居小屋や囲碁に将棋
角刀に群れて相撲観戦したりと楽しんでいたようです。
私も記されている景観を見に行きたくなりました。
しばらく甲府城下を楽しめそうです♪
ご参加された皆さん!!お疲れ様でした♪