この報道を見ると、九州地方に爆発的にエイズ患者(HIV感染者)が急増しているかのような印象を受けますが、
統計上、数字の増加が著しいからといって、必ずしも九州が危機的状況だとは言えません🖐
その根拠は、首都圏に比べると、九州地方のHIV診療及び保健衛生上の監視体制が遅れていることにあります。
HIVに感染してからエイズ発症まで、約9年間の潜伏期間がありまますが、
九州では発症してから受診する患者が多いとされるため、統計上の数字が新規の感染者数を反映していないという問題があるのです。
しかしながら、
欧米では麻薬摂取の際の注射針の使い回しが、感染原因として最も多いのですが、
日本では、新規感染者の最も多い原因は、男性間の性行為感染。次いで、性風俗産業に於ける異性間の性行為感染が原因として挙げられます。
「当店では風俗嬢の血液検査を毎月行っています」というのが性風俗店の常套文句ですが、HIVウイルスに感染した後に血液検査で抗体価が陽性になるのには8週間かかります。
すなわち、感染後に翌月の血液検査では検出されないことが多いので、全く安心だという根拠にはなりません。
また近年、HIV以外の性行為感染症、例えば、ヘルペスウイルスや梅毒などの多剤耐性化、つまり、治療薬が何も効かないというような恐ろしい病原体が増えて来ています。
更に、性行為によって感染するHPV(ヒト・パピローマウイルス)による子宮頸癌や、HCV(C型肝炎ウイルス)による肝硬変・肝細胞癌のリスクなど、性行為から悪性腫瘍のリスクが生じることも問題になっています。
性風俗産業は、社会の必要悪なのかも知れませんが、無知によって生命を危険にさらすことの無いように、正しく理解をしていただきたいと思います。

【引用】
「危機的状況」九州でエイズ感染急増 16年福岡は61%増 佐賀、熊本過去最多(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170919-00010000-nishinpc-soci
九州でエイズ感染急増 16年福岡は61%増、佐賀・熊本は過去最多 - LINE NEWS
https://lin.ee/iGjcA0i?utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none&share_id=Cjx05806391778
























