こんにちわ
色ともじと食で ”わたし”に戻る時間をお手伝いする
「しょくいくLOVE」「七色龍」 代表 木下小百合です
私有地に囲まれた我が家は
子どもたちにとって”負動産”になるだろうと心配し
なんとかできないかと、動いてみた時もありますが
問題山積みで、どうにもならずで諦めていました。
私有地に囲まれて、道も狭いので
家を直すのも、莫大な人件費が必要で
家をつつくことも随分前に諦めていました。
周りのみんなが綺麗な家に住んでいるのを見ては
なんとかしてほしいと、涙が出たり
喧嘩をしたりも、数知れず・・・。
もうどうにもならない、ありのままの家が自分の家と
やっと気持ちを切り替えて住めるようになったのは
10年ちょっと前です。(住み始めて10年が経とうとした頃です)
それでも、涙の出る日がありましたが(笑)
古民家でもなく、風情があるわけでもない
ただただ古い家。
しかも、故人の残したものがまだ残る家。
ないところを見ると、自分がしんどくなり
家の良いところだけを見ようと思って生活してきました。
長年、我が家を見守って来た子どもたちが木登りをしていた椿の木
義父が育てた盆栽が、地に降り、成長した梅の木・松の木
食べた種を飛ばして、実が着くようになった琵琶の木
秋には、紅葉を愉しみました
夏にはジャングルになる庭も、どくだみやヨモギを摘んだり
祖母が植えた菊も可愛く咲いていました
庭のない家が増えた昨今
ありがたい庭でした。
家の中は、段差も多く
戸もピッタリとは閉まりません。
頭を使わないと、きちんと締まらない4枚の引き戸
毎日上げ下げする布団
そして、しゃがんで用を足すぽっとん便所
食べて、消化して、出す
生き物の大切なことを、毎日毎日感じることができるトイレです。
あちこち壊れている分
自由にくぎを打つこともでき、生活しやすいように形を変えることができました。
仕込み作業で汚れることも気にしなくて済みました。
生きることを感じながら生活できる家だと感じられるようになり
今の時代貴重な家だと思えるようになったころ
大きな変化がやってきました
私が大好きだと思っていた部分だけを変えないといけなくなりました。
長くなりそうなので、続きは次回に。
私がこの家の良いところ💓と思っていたところばかりを手放すことになりました。
庭がなくなり
タイル貼りの洗面所がなくなり