タバコには、銘柄ごとに味がきちんと存在し、

美味い、不味いと言う感覚があります。



そして、喫煙者は主に、銘柄ごとの味を、味覚と嗅覚で味わい、

更にニコチンによって、脳内で快楽ホルモンを分泌させることで、

タバコを美味いと感じているわけです。



味は、煙草天然の香りという製品もありますが、

現存する大分のシガレット(紙巻きたばこ)は、

製造段階で、化学物質が添加されており、

それが、それぞれ独自のフレーバーとなっています。


嫌煙家にしてみると、たばこの煙は全てが臭いと感じるかもしれませんが、

実はよくよく嗅いでみると、バニラの甘い香りだったり、

コメのお焦げだったり、果物の匂いが付けられていたりします。


つまり、喫煙者は、この味の好みを考慮して、

自分の好きな銘柄を選んでいるわけです。



しかし、すでに禁煙を達成した私の目線で見ると、

喫煙者がいくらタバコが美味いと言っても、

この味付けだけを目当てに、タバコを吸っているわけではないと思います。


何故なら、ニコチンを含まない、ただの煙に味つけをしたとしても、

大方の人は、その味付き煙を『美味いなー』と言って、

毎日、吸うことはないと思われるからです。


もちろん煙なので、体に良いわけがないですし。


例えば、たき火の煙がバニラの香りがしても、

それを30分に1回の感覚で吸おうとは思わないはずですよね。


やはり、喫煙者が喫煙の度に恍惚の表情を浮かべるのは、

ニコチンの力が大きいと言うわけです。




もちろんニコチンは、舌で味わって美味しいと感じるわけではありません。

では、どうやって味わうのでしょう?


メカニズム的には、

ニコチンは、肺に取り込まれ、わずか7秒ほどで脳に達して、

快楽ホルモンである、ドーパミンなどを分泌。


食べ物を食べた時に満たされた感覚を味わうのと同じ場所の、

報酬系回路という部分を刺激して、脳を心地よい気分にしてしまいます。



つまり、この事が喫煙者がタバコを美味しいと感じる、

大きな要因となっているわけです。



更に加えるなら、

よくタバコを吸うと食欲が抑えられるといいますが、

あれは、ニコチンによって、脳が食欲を満たされたと錯覚するためで、


食後の一服が美味いというのも、

毎日の喫煙習慣によって、食事だけで満足しにくくなった報酬系回路を、

ニコチンの力で、強引に満足させるからと言われています。



なので、禁煙後、食事が特に美味しくなるというのも、

味覚と報酬系回路の刺激を食事で得る機能が回復するから。

と説明すると更に説得力があるでしょうか。



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