着るだけで元気になれる自然エネルギーに満ちあふれた服『うさと』 | コラムニスト&英語教員上野真帆の『喜びから人生を生きる方法』

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踊る英語教員&コラムニストの上野 真帆です。読んでくださっている方にとっても、ヒントや気づきを♡丁寧な暮らし・日常を楽しむ方法・より良く生きる知恵・環境問題・まちづくりなど

【着るだけで元気になれる自然エネルギーに満ちあふれた服】

衣服を買うとき、デザインや着心地だけで選んでしまう。

食べ物を買うときは、健康なものを選ぶのに、

衣服に関しては価格で選んでしまうということはないだろうか。




しかし、衣服のルーツをたどると、

布には暑さや寒さからからだを保護するだけでなく、

邪悪なものから心身をまもる、魂をいやすといった「祈る心」がこめられていた。


何かを「まとう」のは、人間だけがする行為でしょう?

人間が草木の繊維や動物の毛で布をつくり始めたのは、紀元前6000年ころ。

布のまわりにある植物の花や葉っぱ、木の皮や実、泥などの自然の恵みをいただいていました。

昔の人は、植物にさまざまな薬効があることを知っていて、

草木染めは、そのエキスに布をひたして湿布を作ったのが始まりらしい。



天然の草木染めの衣服☆「うさとの服」の展示会にて。

「服の本質は、自然界のエネルギーを取り込んで、心とからだと魂を活性化させること。

ぼくは、その、いのちのかたまりのような服をつくっていきたいんです」


外見だけを飾るための服づくりをやめ、着る人の内面が輝く「いのちの服」づくりへ。

単身タイに渡った日本人デザイナー、さとう うさぶろう氏は言う。

「うさとの服」デザイナーであるさとう うさぶろう氏は、

日本で企業デザイナーを経験したのち、

ベルギーの首都ブリュッセルでオートクチュール(高級注文服)の創作に携っていたが、

経済優先の仕組みや常識に疑問を感じ、エネルギーの高い布を求めて世界各国を旅する。

1996年タイのチェンマイに拠点を移し、「いのちの服」づくりに着手。

手つむぎ手織り、天然染めの布に“宇宙の法則”をデザインし、

自然をまとうような心地よい服を誕生させる。

うさとの服は、タイ・チェンマイを拠点に製作されている。

服に使用している布は、タイ、ラオスの農村の女性たちを中心に織られている。

布の素材は、綿(cotton)、麻(hemp)、絹(silk)の三種類で、

ほとんどは手紡ぎ、天然染め、手織りされている。

素材の持つ意味は、シルクは「まもる」。

綿は「解放する」。

麻は「導く」。

「いつまでに、こんな形のものを、これだけ。予算は00円内で」等の制約はしない。

織り手や縫い手さんに対して、生産ノルマや納期を設けることはなし。

織りあがった布は、相手の希望する額で、全部引き取っているそう。

そして、織り手が自分の創造力で布を織る喜びを大切にするためにも、

布のデザインは織り手の側におまかせしているそう。

彼女たちの感性の幅を広げる講習会も実施。

織り手も、アーティストなのね♡

「ぼくが大切にしたかったのは、みんなが創造してみんなが自立することです」

「一枚の服ができあがるまでに、たくさんの自然、たくさんの手がかかわっています。

一本の糸を、愛をこめて、よる。健康や幸せを願い、つむぐ。

さまざまな想いや願いが織り込まれた一枚の布は、人の心と心をあたたかく結びます。

同じように、愛の心をより集め、相手のことを自分のように思う気持ちをつむぎ、

大きな愛の「環」が生まれます」


「人にとっていちばん大切なことは、人と人がつながること。

仕事の場でもプライベートな場な関係であっても、

相手と「想いを共有」し、相手を自分と同じように「信頼」することからしか、

ほんとうのつながりは生まれないのではないかと思います」

通信販売はせずに、

「想い」ごと手渡しする日本各地での「展示販売会」方式をとっているそう。

全国の展示会スケジュールは、こちら。

京都にも直営店があるそうですが、出品数は展示会のほうが多いとか。

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私は、猪苗代であった展示会に行ってきました!

100%コットンの藍染め☆ワンピースや、

ヘンプ&コットンのチュニックやキャミソールを買いました♪


100%コットンの藍染め☆ワンピース

100%自然の素材なのと、デザインは流行すたれのないものなので、一生着られそう♡

そして、何よりも「想い」がいっぱいつまってますもんね♡

この世の中は、人と自然とが、分断されてしまっている、

そして、人と人とが分断されている、と私は感じることがある。

支配する側やただお金を儲けをしたい人にとっては、

分断されているほうが都合がいいのかもしれない。

でも、うさとの服には、人と人をつないだり、

人と自然をつなぐ力があるように感じま~す♡

いのちのかたまりなのかも♡


参考文献:さとう うさぶろう著 
あいをよる おもいをつむぐ/地湧社


*この記事は、2016年5月12日の記事に加筆いたしました。

☆新情報☆ 「喜多方で、初のうさとの服の展示会が開催されます」
      日時:2017年11月11日(土)~12日(日)10時から19時まで
         (12日は、17時まで)
      場所:ぎゃらりー山形
      お問い合わせ先:email: qqm72fud@comet.ocn.ne.jp 
              携帯 090-2972-2940 (遠藤 栄子さん)