【iDeCo・NISA】知っておくべき数字の誤謬 | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

時々感じるのですが、
数字は明確に理解できますので
とっても便利です。

なのでできるだけ
世師(よっしー)も数字で
投資など資産運用は
語るようにしています。


しかし!!

見せられた数字を
そのまま鵜呑みにするのも
怖いものです。。

どういうことかといえば
先日日経新聞に

「世界株投信が指標とするMSCI全世界株指数(オール・カントリー・ワールド・インデックス=ACWI、円ベース)の実績値でみると、一括投資をした場合、10年後の元本割れの確率は8%だった。期間が20年になると確率はゼロになる。10年では必ずしも十分ではなく、15〜20年以上保有できない資金は投資に回さない選択肢もある。」

というデータがありました。




一見すると
「そっかーー、
長期投資は大事なんだな」

「20年投資するといいんだ。。」
となりそうです。

ただ、その前に
ちょっと考えて欲しいのですが

投資は単純に
安く買って、高く売ればいい。

つまり
買った株が値上がりすれば
必ず儲かる!

そこでこの一括投資した
対象のMSCI全世界株指数を
長期で見ると、、

「見事にずっと右上がり!」
そりゃ、損をしないって。。




逆にじゃあ、
「バブル崩壊後の日経平均で
一括投資をしたら??」

1990年〜2010年と
「同じ20年間」でデータを取ると
20年間で0%という元本割れは
どれだけ増えるのだろうか?

そして
10年後の元本割れの確率は
8%よりどれだけ悪化するのか?

当然このチャートを見ると
「かなり」悪いデータが
出るのは明らかですよね!

だって「一貫して右下がり」
なのですからね。

こんな中で一括投資したら
まず含み損しかない。。




そう!
つまり長期投資が正しいのは
右上がりの相場だけ
だし、
損をしたら損切りが必要。

長期投資をすれば
「絶対儲かる」のではない。
ここを理解するべき!

そしてとどのつまり
「何に投資するのか?」
投資はこれ次第なのです。

MSCI全世界株指数のように
右上がりのものを見つけて
これに投資できれば
結果はうまくいくけど、

日経平均のように
右下がりのものに
投資してしまったら終わり。。

理屈は理屈!
理屈どおりすれば
必ず儲かるなんて
生易しいものではないのが
投資なのです。

投資は生き物だから。



それなのに今の日本は
過去のチャートを見て
実績が良いものを勧める
YouTuberを見て
そのとおり投資する。。

「手数料は安いものがいい」
「長期投資すれば儲かる」
呪文のように唱え続ける。

その呪文が間違っていないか
考えることも大事だと
失敗しないと
気づかないのでしょうね。。

でも大事なのは
ゲームのように人間は
すぐに復活できない。

失った元金は
すぐに貯金で貯まらない・・

何百万円、何千万円もは無理!

ここがポイントです。
失敗は効かないのが
投資・お金の世界なのです。