【新NISA・未来予測】手数料無料は富裕層のみになる? | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします!


2023.12.26の日経新聞に
面白い記事がありました!

新NISA「1人1口座」で消耗戦 
メガバンクが草刈り場

https://bit.ly/3txjtzR


ネット証券の大手各社は初心者の心理的ハードルを下げるため、NISA口座の売買手数料を無料にしており、新NISAでも無料を維持する。
手数料を徴収すればサービスの改悪とみなされ、顧客が他社に流れてしまうためだ。
ネット証券首脳は「いつまでたっても『稼げる顧客』にはならない」とこぼす。

大手証券の首脳は「初心者は『株って何?』『何を買えばいいの?』と聞いてくる。そんな人には正直なところ、来店してほしくない」とこぼす。

〜日経新聞記事より引用〜




世間では
新NISAでこんなにも盛り上がり
さぞ証券会社は儲かるものと
思われがちですが、、

「実質は初心者は来て欲しくない」
「儲かる客ではない」

のだそうです。

失礼ながら
『少額でしか投資しない
投資初心者は不要』

そう証券会社は思っているそう。。

手間ばかり増えて、
儲からないから。

それをわかりやす鮮明に
打ち出しているのが野村證券で

24年4月には個人向け部門の名称を
「営業部門」から、
主に富裕層向けの資産管理を目指す
「ウェルス・マネジメント部門」に
変更するそうです。

つまり野村證券は明確に
「お金のある富裕層のみ」を
ターゲットにすると打ち出しました。




現在SBIなど大手ネット証券会社は
米国に倣って売買手数料無料を謳い
新NISAの顧客を勧誘しています。

しかし、
米国の証券会社は手数料ゼロでも
別に収入源があるが、日本はない。
どう考えても赤字になる
マネックス証券の松本大会長は
そう指摘しています。

それゆえ
『富裕層に来て欲しい』
『投資初心者は不要』
こうなってしまうのです。。


これは必然の帰結として
どこかで「投資額の少ない人は不要」
こうNISAは将来なるでしょう!

実は
HSBC香港の口座が
そうでした。


日本人が大挙して
香港に駆けつけて預金をした
2010年代初頭。

その時は彼らも預金額が増え
口座開設の数が増えるので
誰でもウエルカムでした!

しかし、、

いつの頃からか
「日本人は口座を開設しても
少額の預金しかしないから不要」
と言われ始め、

日本のパスポートを見せると
「日本人というだけで
口座開設拒否」

されるようになったのです!

その代わりに
中国本土からやって来る中国人が
その脇では何億円・何十億円と
預金していってました。。

銀行も証券会社もビジネスです。
ホランティアじゃない。

なので当然採算がある。

そう考えると
今の手数料無料では絶対に
無理が来る日がある!

そうするとどうなるか??

HSBCのように
少額の投資しかしない人は
「売買手数料が有料」
こうなるのは目に見えています!



現状のように
iDeCo・NISAの普及率が高まると
顧客開拓が達せられたので

まずはクレカのポイント付与率が
がくっと下がって、

その後は投資総額が少ない人は
売買手数料が有料に
いずれ変わると考えます。

数十年後には
そうなっているんだろうなと
感じざるを得ないです。

その時の手数料が安ければ良いけど
ある程度あなたの損益に
影響を与えるのは必然でしょう。

なんせ毎月毎月
つみたてNISAで手数料が取れれば
結構な金額になります。

安定的に毎月取れる
手数料が目の前に落ちています。

金融機関としたら
美味しい収益源だと
思いませんか??

そのための撒き餌が
今の手数料無料だと
思えてならないのです。。

HSBCなど海外の銀行では
預金額に応じて
手数料やサービスが違います。


こういった区別が
将来当然出て来るでしょう。