インフレはいつまで続くのか? | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

2023年5月発表の消費者物価は
2020年=100とすれば
現在は104.8となっており、
前年同月比で3.4%も上昇です。


相変わらずインフレは
ずっと続いており、
雑誌エコノミストによれば
2023年の値上げ品目数は、
5月末時点で2万5106品目に上り
昨年を大幅に上回るペース
です。



巷では戦争のせいだという話が
定説ではありますが、、

データを見ていくと
それだけだとも言えないし

今後のインフレの動きも読めます。

そこで今日はデータを使い、
論理的にインフレを解明していき

今後のインフレの動きまでを
明らかにしていきます!



◎日本と海外の差はわずか2%!でも35年間も経つと・・・

赤丸をつけた近年のプラスマイナスゼロで
上下動しているのを除くと
実は日本でも過去に年率4%
上昇が続いた時もあるし、

オイルショックの際には、
前年比で20%を超えるインフレに
日本も悩んでいました。


しかし、
バブル崩壊後の90年代以降は
インフレが0%台の時代に突入します。


しかし、
物価は今の時代は
モノが世界中で動くので
自国だけではなく、
世界中を比べる必要があります。


なぜなら
日本だけ物価が安ければ
逆にモノはより高く売れる
米中などに流れていき、
結果的に買い負けてしまい
日本にモノが入ってこなくなる

ようになるからです。

そういった意味で
日本以外の海外を見てみると

先進国はどこも
2%のインフレに落ち着くことが
通例です。

それゆえ日本の0%と比べても
たった2%の違いなのですが、、

このグラフを見ると
すごくわかりやすいのですが、
1987年の物価を100とした際に、
35年間で日本の物価は20%上昇。


つまり「デフレ」と言われた時代でも
20%近く物価は上がっています。

じゃあ、20%上がっているので
問題ないかと言えば、、

日本以外国は
な、なんと200~250%も
物価が上昇しています!


2倍~2.5倍も、
物価が上がっているんですよ!

信じられますか??



なぜこんなに差がついたのかと
言いますと、
それはインフレは複利だから。

毎年毎年2%のインフレが
35年間も続いたのなら、、

それが積み重なり、
複利効果で大きくなったのです。


なので日本にいると
デフレや物価が上がらないとしか
今まで議論されませんでした、

世界規模で見ると
物価が上がらないじゃなく、
「海外との物価差が益々開き」

海外旅行に行くのが
贅沢になってしまう。

そしてガソリンなどの
輸入品の値段がますます高くなる


こういった見方が
正しいのです!



◎今後の日本で起こること!

更に言えば、それは
今のインフレ率を見ると

・日本 4.0%
・欧州 6.4%
・米国 10.4%


このように海外は日本の
1.5倍から2倍以上の
高インフレに
悩まされており
米国ではアルバイトの時給が
6千円になるほどです。


日本はデフレが続いてきたので、
今の3%や4%のインフレ率でも
大騒ぎになっているのですが、

世界に目を向けるならば
ほとんどの国のインフレ率は
日本よりも遥かに高く、

日本のインフレはまだ穏やかです!


じゃあ、日本だけなぜ
そんなにインフレ率が低いのか?

その理由はこのグラフを見れば
よくわかります!

今や誰しも口を揃えて
「ウクライナ侵攻が原因で」

インフレが起こったと言いますが、

実は欧米において
インフレが始まったのは
2020年後半でした。

「開始はウクライナ侵攻の
1年以上前です!」



え??
そんな前から?

そう、、

今のインフレは
世界各国がコロナ対策で
じゃぶじゃぶどころか
お金を刷れるだけ刷って、
コロナ対策の名目のもと、
世界中にばら撒いたから
です。

2020年パンデミックが世界を襲うと
米国では失業率は一気に14%まで
上昇しました。

そこでどの国も金をばら撒き
金余りの状態が生まれ、
逆に今はどの国も
人件費の高騰、そして人手不足で

散々苦しんでいます!

アフターコロナで
人が移動して、
今までと同様に人手を確保できず
賃金は上がり、
それが物価高騰の引き金でした。

つまり今の世界中のインフレは

1 戦争による資源価格高騰
2 人手不足による人件費高騰


この2つの要因があります。

し・か・し!!

日本の場合は資源価格高騰による
インフレは生じていますが、
2の人件費の高騰によるインフレは、
ほとんど生じていません!


それは我々の給料が
ほとんど上がらないという
肌感覚からも十分わかるはずです。

でも逆に言えば

 ..
 ..
 ..

いずれ日本でも
人件費高騰が起きる!


当然インフレは更に
拍車をかけて進むでしょう。

なんせ今の日本は
ただでさえ老人社会で
人手不足なのです!


いずれ人件費高騰が
来るのは間違いないです。

インフレ第2波として
今後さらに激しいインフレが
いずれやって来ると

世師(よっしー)は考えます。


そうなった時に
ではあなたの資産はどうなるのか??

何が対策として取れるのか?

それを明日のブログで
お伝えします。


~次回につづく~