年金制度は制度発足時から破綻が予言されていた! | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

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公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

誰しも払っている年金。

この年金について
制度発足時に厚生省年金課長が
「いつか年金は破綻する」と

公言していたのをご存知ですか??

国民年金ができた1961年当時は
定年が55歳で、男性平均寿命が65歳。

その上、当時は定年後は
「家族全員で高齢者の面倒を見る」
これが当たり前の時代だったので、

「子供に面倒を見てもらい」つつ、
「年金で5~10年生活する」のが普通。

だからまあ
そんなに年金って大切じゃなかった。

今のように「老後は年金で!」
これほど年金に頼る必要は
当時は不要なかったのです。




しかし、
そこに目を付けたのが厚生省!
権益が欲しかったのですね。。

昭和61年に厚生省の外郭団体が
主催した座談会で話した内容が、
「厚生年金保険制度回顧録」に
まとめられています。

これを読むと
「年金を払うのは先のことだから、
今のうちに使ってしまってもよい」

「将来みんなに支払う時に金が
払えなくなったら
賦課式にしてしまえばいい」


そう年金の流用や破綻を
予言しています!


――――以下原文より引用――――

それで、いよいよこの法律ができるということになった時、すぐに考えたのは、この膨大な資金の運用ですね。これをどうするか。これをいちばん考えましたね。
この資金があれば一流の銀行だってかなわない。今でもそうでしょう。何十兆円もあるから、一流の銀行だってかなわない。
これを厚生年金保険基金とか財団とかいうものを作ってその理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。
そうすると、厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない


年金を払うのは先のことだから、今のうちどんどん使ってしまっても構わない。使ってしまったら先行困るのではないかという声もあったけれども、そんなことは問題ではない
貨幣価値が変わるから、昔三銭で買えたものが今五十円だというのと同じようなことで早いうちに使ってしまったほうが得する。~(中略)~

何しろ集まる金が雪ダルマみたいにどんどん大きくなって、将来みんなに支払う時に金が払えなくなったら賦課式にしてしまえばいいのだから、それまでの間にせっせと使ってしまえ。
――――――――――――――――


うーん、、

明らかに制度設計当時から
担当課長がこれは省益なので

・天下り先として活用すべし
・集めた保険料を流用してもいい


そう考えていたと
明確に公言していますね。

その結果が
消えた年金問題の際に
明らかになった

「グリーンピアなど保養施設を
運営してきた年金福祉事業団」や


社保庁による職員宿舎の整備や
職員のマッサージチェア購入にまで
我々の払った保険料が使われていた

という事実です。

まさに厚生省の課長が言ったとおり
忠実にその通り実行して、
きちんとOBの天下り先を作り
そこで保険料を流用してました。




まあ、この辺りは悪口になるので
事実をお伝えするのみですが、

何より大事だと思ったのは

「集まる金が雪ダルマみたいに
どんどん大きくなって、
将来みんなに支払う時に
金が払えなくなったら
賦課式にしてしまえばいい」


この発言です。

これは読み解くと

昭和の今は人口が増えているので
将来に向けて集まる保険料は
自然増になっていく。

だけど、いつか人口減になれば
年金を払う原資がなくなる。

特に流用しまくったら尚更!

だからその時は
現役時代に自分が払った保険料を
将来の年金として受け取る
積立方式ではなく、

現役世代が支払う保険料で
高齢者の年金支払いを賄う
賦課方式に変えればいい
こう言っているのです!

つまり「年金の制度発足時から
担当課長は年金の破綻が
わかっていた
ということ。

誰よりも制度を熟知していたから
将来のインフレと破綻を見越し

『今のうちからドンドン
流用してしまっても構わない』と
年金の支払い以外に使うよう
「破綻が分かっていたからこそ」
勧めていたのです。。。

こ、こわい・・・。



◎未来を読み解くのみならず、「未来を創る」力を持つ官僚機構!!

現に予言したとおり
「消えた年金問題」が起き、
日本中で年金不信が起こりました。

厚生省が「せっせと使った」おかげで、
年金は当初のもくろみ通り
「賦課方式」に切り替わりました


年金受給者と現役の比率で
賦課方式は保険料が決まるので
少子高齢化が進むと、保険料と
年金受取額は影響を受けます。


世師(よっしー)は感じます。

この消えた年金問題ですら
厚生省年金課長の描いた
筋書どおりではないか
と!

年金の危機を煽ることで
「これは年金の危機だ」と弁明し
保険料をより集める口実にする。。


御用学者にギャーギャー騒がせて
自分達の望む方向に
年金を誘導していく・・・


既定路線どおり
年金は賦課方式に変わったように。

そんな気がします。




このように実質破綻状態だけど
「まだ生きているがごとく」
制度を見せることが極めて得意


これが国や官僚の得意技です!

なので
誰から情報を聞くのか

そして
今のうちからガンガンと
自分の将来のために準備すること

これが何より大事なのです。

なぜなら危機は
これから本格的に来るのですから。

今の円安やインフレは
まだまだ序の口です。