代理出金機能付信託
「つかえて安心」という制度が
2019年にできました。

この仕組み、
・認知症
・シニアの財産を守る
この両者をうまくマッチングした、
素晴らしい仕組みですので
今日はこの仕組みをご紹介します!
◎今後15年で「認知症患者の保有する金融資産額が日本全体の1割」に達する!
認知症というと、
どこか他人事のような病気だと
思ってしまいがちですが、、
厚生労働省によると、2025年には
認知症患者が700万人を超え、
「高齢者の5人に1人が認知症」
こういう予測が出ています。
しかも、
第一生命経済研究所の資料によると、
認知症患者の保有金融資産額が、
2015年に127兆円だったものが、
2030年には215兆円になるとの試算!
実に日本の金融資産に占める割合は
2030年度には10.4%となり、
1割に達すると見込まれています。
い、1割・・・ですよ!!1割。

そしてこうなると怖いのが
「認知症患者のお金って
自由に引き出せない」のです。
家族であっても・・です!!
それどころか
口座を解約することすらできず、
口座のお金を使おうと思っても
「全然使えない」のです。
使うためには
「成年後見」制度、、
つまり家庭裁判所の手続きを経て
数か月は最低かかります・・。
その間は全然お金が使えません。
家族が本人のために使う目的でも。。
そんな事態が
今後銀行預金の1割を占めるほどに
なってくるのが10年後の未来です!
これ、日本社会にとって
とっても大きな課題になると
世師(よっしー)は考えています。
◎「つかえて安心」は代理出金を見える化した点がすごい!
そこで登場したのが
三菱UFJ信託銀行の
代理出金機能付信託「つかえて安心」
という制度です。
「つかえて安心」が素晴らしいのは
認知症と診断されたのち、
資金用途を限定せずに、
「家族がお金を引き出せる」
ようになっている点です。
例えば
・病院の費用を立て替えた
・孫への贈り物を購入したい
そういった場合は
家族(代理人)が代金を立て替え、
その後領収書を写メして送ると
そのお金が家族の口座に振り込まれる
という仕組みになっています。
※代理人の指定口座に
「毎月自動でお金が振り込まれる」
仕組みもあり

それに加えて面白いのが、
費用請求から振込までに
5日間の「みまもり期間」があり、
事前に登録された親族などにも
請求内容が通知される仕組みです。
つまり
代理人以外の家族にも支出状況を
『見える化』することで、
「代理人による不正利用」
を防ぐの効果があります!
これ、とても心強いですよね!
認知症の親をサポートすることは
すごく大事なことですが、
逆に時々聞くのが
親の財布を自由に使えるので
「勝手に親のお金を使い込んだだろ!」
そういう疑いを家族から
相続時に持たれる事例もあります。。
こちらとしたら
善意で引き受けた介護なのに、、
「何たる言いがかり(怒)」
そう言いたいですよね・・・。
しかし、
この「つかえて安心」を使えば
そういった点は明確になるので
全然心配することないですね!


◎認知症になっても、「買い物に行くと肌着」を買い続けたお洒落好きな世師(よっしー)の祖母!
認知症になったら
ガチガチに成年後見人が
お金を使えなくしてしまう。。
変な話、家族や知人に
食事をごちそうすることもできなくなる
そういった
「個人の意思を一切尊重しない」、
一律な使い方の限定ではなく、、
一人一人、価値観も違うので、
傍からは「無駄と思える使い方」でも
本人や家族からすれば
「意味のあるお金の使い方」、、
これもあります!

脳卒中で倒れ認知症になった
世師(よっしー)の祖母は
リハビリのために
老人ホームから買い物に出た時は
いつも楽しみながら
スーパーで買い物してましたよ!
なぜかその時買うのは
「いつも肌着(笑)」
祖母は認知症になりながらも
最後まで着ている服を気にする、
「お洒落さん」だったんですね!
そういったように
無駄に見えたとしても、意味あるモノ。
「血の通った家族しか
それはわからない」でしょう。
だからこそ、見知らぬ後見人による
「一律の判断や管理」ではなく
血のつながった家族による
「本人の意思を尊重」したお金の管理。
これを『見える化』した
三菱UFJ信託銀行の
「つかえて安心」は素晴らしいと
世師(よっしー)感じました。
「つかえて安心」は
これからのシニアの強い味方だと
思いますね!
【参考情報】
・契約に必要な信託額:200万円以上
・信託報酬:設定時信託金額の1.5%
・管理手数料:月額480円