「金融秘密度」ランキングでアメリカは世界2位! | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

Tax Justice NetworkというイギリスのNGOが発表する
「金融秘密度」ランキングというものがあります。

このNGOの名前が示すとおり
タックスヘイブンや租税回避を監視するランキングです。

このランキングは

・銀行の顧客情報秘密度
・登記された企業オーナー情報の秘密度
・非居住者の税務情報交換への参加
・マネロン
・信託(トラスト)や財団の登記数


などの項目を評価してランク付けしています。




ほぼ2年に1度のペースで発表されており
最新版である2018年のランキングを見ると

1位 スイス
2位 アメリカ
3位 ケイマン諸島
4位 香港
5位 シンガポール


このようになっています!

1位のスイスから始まり、
5位のシンガポールまで、いずれもタックスヘイブンとして
世界的に有名な国が上位を占めている中、

昨日お伝えしたようにタックスヘイブンの世界で
なぜか「アメリカは世界2位」なんですね!





しかも

2013年 6位
2015年 3位
2018年 2位

このように
アメリカは毎年ランキングを上げており、
タックスヘイブンとしての実力を上げています!!


報告書の中では
「スイスは対国家というより銀行に対する圧力を(アメリカから)受け、
銀行秘密の放棄に舵を切った」とあるとおり、


アメリカは数百年間秘密主義を守り通してきた
スイスの伝統を打ち破り、顧客情報を開示させ、

その一方で
アメリカ国内ではネバダ州、ワイオミング州、デラウエア州などを
強力なタックスヘイブンとして育て上げ、

スイスなど世界中から顧客と富を吸い上げてきました。


その結果、、、

「世界のオフショア市場に占める
アメリカの割合は22.3%」


これはスイスの4.5%や香港の4.1%に比べると
圧倒的なシェアの高さに本当に驚かされます!

しかも2018年は
2015年比で、「+14%」もシェアを伸ばしています。


・・・ごくっ


表の顔として、租税回避と戦う急先鋒として
スイスを攻撃する一方で、

自国では着々とタックスヘイブンを育て
世界中から富を集め、税務情報は開示しない。。。

本当に怖い国です。

いつか我々もアメリカに
タックスヘイブン投資に行くようになるかもしれません・・・。

なんせ今や
世界の1/4のシェアを占める国なのですから。

世界最大のタックスヘイブンはアメリカなのです。