日本の年金制度は世界的に見ると、安心か? | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

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公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

誰しもが頼るであろう、老後の年金。

日本に住む以上、基本的には日本の年金頼るしかなく
他国の公的年金に入ることはできません。

それゆえ
否応無く、頼るべきは日本の年金しかないのですが、

しかし!!

その肝心の日本の年金って
世界的に見ればどうなのか??

各国の年金制度を国際比較したものが
コンサル会社のマーサー社から「グローバル年金指数ランキング 」から
発表されています。

今日は日本の年金制度の姿を
各国と比較することで、明らかにしていきたいと思います。



◎日本は何位?!え・・・マジ??

端的にいうと、、、

実は日本の年金制度は
「評価がかなり低い」です。


「な、なんと!
30カ国中、29位・・・。」


えーーーーーーーーーーーーー、マジで1?




メキシコ、インドに次ぐ、29位で
日本の下には国が再び、今にも破綻するであろうアルゼンチンのみ。

しかも
2009年から毎年ワースト2位や3位をずっと行き来し続けています。

そんな状況です。。。


このランキングは
・十分性
・持続性
・健全性
の観点から評価を行なっており、

日本の場合、
「持続性」が26.0(評価E)と足を引っ張っています。

つまり
高齢社会をめぐる取り組みが不十分で、制度が持続不可能だと。




それゆえ
日本の制度を更に改善するために可能な対策として、

①家計貯蓄額の増加
②年金給付額の引き上げに伴う、所得代替率の改善
③退職給付の年金形式での受給を促す制約の導入
④平均余命の延びに伴う公的年金制度の支給開始年齢のさらなる引き上げ
⑤GDPに対する政府債務残高比の引き下げ

に取り組む必要があるとのことでした。


ただ、
ちょっと考えていただきたいのですが、、

①~⑤の取り組みは
表面上はどれももっともな意見ですが、

① → 自分で貯蓄を作れってこと
② → 老人になっても働けってこと
④ → 年金をもらえる年齢が引き上がるってこと
⑤ → 短期的に給付額が少なくなるってこと


このように
働き始めた20代~40代の人にとって見れば
「自分の年金に悪影響が及ぶことしか今後起こらない」と言えます!

つまり
年金改革は痛みを伴う道しか待ち受けていないってことです。

悪いようにしかならないです(涙)

世界的に年金を比較すると
日本の年金の危うさがさらにわかりやすく理解できました!



◎アメリカの高齢者と比較すると、際立つ日本の年金依存度!

また世師(よっしー)が驚いたのが、

日本の場合は
高齢者の世帯収入の66%を年金が占めるが、

アメリカの場合は
「労働所得」が3割、「個人年金」が2割を占めるそう。


つまり
働けるうちは働き、個人年金などにしっかり前もって投資し、
きちんと老後に備える。


こういった準備をアメリカはしているんですね!

それに対し、日本は公的年金に頼りきっていきている。。。

だから
年金が先細りになるし、
年金が破綻すると、高齢者は全員収入がなくなる・・・。

「確実に増えていき、受け取りも確実な方法で
個人の年金を作り上げていく」


この重要性を改めて認識させられたランキングでした。

香港保険のように
絶対に受け取れる「受取保証」があり、
なおかつ日本の個人年金と比較できない「高い利回り」がある。

こういった性質の自分年金を20代や30代から作ることが
必須の時代ですね!