やってはいけない!退職金の運用プラン5 ~円定期預金が存在する意味~ | 『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

『異端公務員☆倶楽部』の逆襲 〜本当に役に立つ役人は「異端児」呼ばわりされる!〜

公務員でありながらタックスヘイブン香港に投資する、世志(よっしー)が、単にお金を稼ぎたいとか、欲のためではなく、「愛する家族の幸せのために」投資する仲間と共に、海外投資を学び、2018年にハワイ発の豪華客船クルーズに乗船することを目指す

そもそも
あなたは知っていますでしょうか?

我々一般人にとっては預金は現金なので、「資産」になりますが、
銀行にとっては「負債」です!

なぜなら
あつまった預金には「銀行は利息を付け」て
預金者にお金を返さないといけないから。

だから
銀行にとっては定期預金はお金を払う必要があるので
「損をする存在」なんです。


それゆえ
このような4%の定期預金なんて、、、

通常0.01%の金利しか提供していない
都市銀行にとったら

「大盤振る舞いの、あり得ない利息で提供している商品」

だと言えます。

だから、3ヶ月限定の定期預金にしているとも言えます。。。




でも!!

なぜ銀行はそこまでして
4%の定期預金を退職者に提供しているのでしょうか?


そこに
銀行が儲かるカラクリがあるのです。。。

銀行が退職者に4%の定期預金を提供する理由

 ..
 ..
 ..

それは
「抱き合わせで売る金融商品の手数料で儲かるから売る」


ズバリここです。



◎なぜ円定期預金はセット販売なのか?

販売パンフレットをよく見てください!



どの銀行も
高い利息で定期預金を受け入れているものは
「一緒に投資信託やファンドラップを抱き合わせ販売」
しています。

これって、ほら!!

昔、ファミコンのドラクエⅢを売る時に
人気のないファミコンソフトも一緒に売って問題になってた、、、

あれですよ!!

「人気のあるものと一緒に抱き合わせ販売で売って儲けよう!」
という意図なんです。



逆に言えば
円定期預金で通常あり得ない程の4%の利息を払ったとしても、、、

「抱き合わせ販売する投資信託やファンドラップの販売手数料で
支払う『利息分以上の儲けを回収』できるから」


だからこそ
銀行は喜んで定期預金の金利を上げて集客しようとする

こう言えます!

まあ、『損して得取れ!』の考え方ですよね。




現にその証拠として

どの銀行も
定期預金:投資信託orファンドラップの比率を

・円定期預金        → 全体投資額の50%以下
・投資信託orファンドラップ → 全体投資額の50%以上

こう条件を付けています。

例えば
退職金を500万円投資するとしたら、

・円定期預金 250万円以下
・投資信託  250万円以上

最低この比率にしないといけないと。

つまり
「投資信託への投資額 > 定期預金の預金額」
このように必ずなるので、

銀行からすれば
「投資信託の手数料(高い場合4%) > 定期の利息4%(年換算1%)」と
絶対に儲かる仕組みになっているんですね!

(250万円×4% > 250万円×1%)



世師(よっしー)は窓口で
総投資額の50%以上を投資信託が占めたらいいので
投資信託は250万円してくれたら、円定期預金は10万円でもいいと。

そうなると
投資総額260万円のうち投資信託が96%を占めるので問題ないと
露骨に言われました。




◎なぜ抱き合わせ販売で、銀行は投資商品を売るのか?

銀行はよく言われるように
最近は本業の融資で儲けが薄いから、
窓口での投資信託や保険の販売で利益を出そうとしています。

1件売るごとに投資金額に応じて◯万円とかいう感じで
証券会社や保険会社から銀行はバックマージンをもらいます。


だから、、、

あえてお客様の目を惹くために・・・!!

4%とかの定期預金を前面に押し出して
投資信託をセットで売ろうとしているんですね。

これが本当の狙いなんですよ。
退職者の皆さん、わかっていましたか?


銀行の行員は

「ご退職者様の資産運用のニーズに合わせて・・・」
「積極的に増やしたいという方には、、、」

などと言ってきますが
それは「バックマージンが貰える」から勧めてきたり、

さらに言えば
「バックマージンが高いからこそ」その運用方法を勧めているかも!?

この心理をくすぶる、巧妙な円定期預金のカラクリを知ってしまえば
その背景も理解できるでしょう。。。



◎某都市銀行の朝礼で聞いた、銀行員の本音!

これは
世師(よっしー)は7年来の信頼できる友人であり、
大手生命保険会社で管理職をしていた、としゆきさんから
某都市銀行の実態を聞き、本当に震え上がるほど、怖い思いがしました。

以下の会話は、
保険会社の後輩が都市銀行に出向した時に
隣から聞こえてきた朝礼の話だそうです。


保険会社でもノルマ達成のために
半端なく厳しく上司から叱責があるのに、
その詰め方を十分上回る怖さだったと!半端なかったそうです。


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上司が営業成績の悪い部下を朝の朝礼で

「とにかくどんどん投資信託を売るんだよ!」
「損したら新しいものを売ってこいよ!」
「どんどん売って買わせなければ手数料入らんだろうが!」

「おー、たまには勝たせる銘柄売っておけよ!
じゃないと次買わないからな。」

「買った気持ち良さを体に染み込ませとけば次は勝てると買うんだよ!」

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このように叱咤していたそうです。

保険会社でも、大概とてつもない詰め方なので
あまり驚かないはずでしょうが、、

その上司があまりにもすごい詰め方なので
ど肝を抜かれたそうです・・・。


それぐらいすごいのが都市銀行だそうで。。。

銀行の実態はこういう考え方なのです。
「売れればいい」と。「手数料さえ入ればいい」と!


この話を聞いた時に
銀行の本質を見た気がしました。

と、同時に
「お客様重視」って何なのだろうか?。。。とも



こんな銀行に
あなたの大事な退職金を任せていいのでしょうか?

「金融庁の長官が堂々と『買ってはいけない』という投資先である
投資信託やファンドラップ」を「資産運用のために」と言って
未だに堂々と売り続ける銀行や証券会社はこれでいいのか?


そう世師(よっしー)は思います。

一人でも多くの人がこのブログ記事を読んでいただきたいです。

そして
よかったら、身の回りの大事な人に教えてあげてほしいです。

特に退職金を手にした人に。
大事な、大事な、お金ですので。。。




追伸

全ての銀行員が、そして銀行が
そういう考えだというつもりは当然ありません。。。

必死になってお客様のことを考えて
親身に接してくれる行員がいることを
世師(よっしー)知っています。