前回の続き
あなたは知っているだろうか?
実はインドって
かなり財政赤字が大きいのだ!
インドという国が抱える
大きな問題の一つが財政赤字。
インドの対GDP比財政収支は△6.9%。
この数字の悪さは
BRICsの他の国と比較するとよくわかる。
ほらっ!
国が破綻しかけのブラジルを除き、
他のBRICs諸国の2倍の財政赤字を抱えているのだ!!
出典:http://www.murc.jp/thinktank/economy/analysis/research/report_160623.pdf
また
他の新興国と比べても
際立って財政収支が悪いことがわかる。
出典:http://www.esri.go.jp/jp/prj/hou/hou016/hou16a-1-2.pdf
インドって、ほら、
「道路や電気などのインフラ設備が未発達で・・・」って
インド経済を語る際にはよく言われるけど、
これって
結局慢性的な財政赤字が根底にはあって、
つまり
お金(=税収)がないので
公共事業であるインフラに回すお金がないために未発達!
それゆえが
国の発展を妨げている・・・。
こういう構図にある訳!
◎モディ首相の結論!
だから
インドのモディ首相は考えた訳!
「今すぐに大幅に税収を増やしたいが、
税収を増やすにはどうすればいいのか?」って。
考えて、
考えて、、
考え抜いた末、、、
チーーーン!閃いたっ!!
「高額紙幣の無効化しかないな!!」ってね。
これをすることで
脱税資金、不正蓄財などの
地下経済マネーが一気に表に出てくる。
その規模、GDPの2~4割。
これはつまり
「全ての地下経済マネーをあぶり出すことで
一気に全てのお金の動きを税務署に補足させ、
税金をかけ、税収を劇的に増やす」
これが最終目標なのだ!
国民に大混乱を起こしたとしても
GDPの2~4割、つまり税収も2~4割増える道、
これを選んだって訳。
これこそが
モディ首相が高額紙幣を無効にした「真の意図」なのだ!
表上は
やれ不正資金撲滅だとか、偽造紙幣駆逐だとか
綺麗ごとを言っているが、
本当の意図はココ。
国の税収増のために
あえて大混乱を引き起こす政策をとったというのが
今回の政策の真の姿なのだ。。。
政治家という人間は
何でもできるから怖いのだ。
~次回につづく~