前回の続き
次に世志(よっしー)が面白いと思ったシーンは
消費期限の切れた食材を
再利用して弁当を製造している点を
野村が指摘するシーン。
「困るんですよ。」
「僕が研修している店で不正があるっていうのは。
どんなに僕が反対していたとしても、
外からは店と同類と思われてしまいます。
店以上に糾弾されかねません。」
と野村が指摘すると、
二宮が本質をズバリ見抜いて言った。
「県庁さんが気にしているのはそこなのね。」
「お客さんからの信頼を裏切る行為だから
やめてくれっていうことじゃない訳ね。」
「県庁さんが店とグルになってると思われたくない。
そこなんでしょ、気にしてるのは」
~「県庁の星」より引用~
う~ん、
「これでもか」って、気持ちいいぐらい
役人の本質を突いていますね!
これを読んだ時に、
「この作者、よく役人の心情がわかってる~!」
って驚きましたもん!
それで、
「もしかしたら、元役人じゃないの?」と思って、
略歴を見たけど、
そうじゃなかった。
何度も詳しく取材したのですね!
◎本質的には自分さえよければ・・・
「お客さんのためではなく、
県庁さんが店とグルになってると思われたくないだけ」
ここに役人根性がすべて現れていますよね。。。
「自分さえよければ・・・」
役人のDNAに組み込まれているこの想いです!
振り返ってみると、
自分が議会で批判されたくないために、
・予算で◎◎◎万円を無意味に使う
・辞めるべき事業をやめない
・潰すべき3セクを潰せない etc…
役人の世界は
こういう恥ずかしい事例ばかりだ。。。
実際に上記は
世志(よっしー)が経験したことだが、
ほんの一例にしかすぎない。
それにしても・・・
なぜ役人は「住民のため」に働かないのだろう?
そんな仕事っぷりで
恥ずかしくないのか??
◎あなたはなぜ役人になったのか?
世志(よっしー)は
そんな仕事をするために
役人になったのではない!!
住民の役に立つために役人になったのだ!
だから、
こういう仕事っぷりの人を見ると
「こいつ何を考えてるのだろう?」
って吐き気がする!
それゆえ、
世志(よっしー)の判断基準はこう!
自分の下した判断は
「家族に言っても恥ずかしくないか?」
すごぶるシンプルだ!
一.自分の仕事は『家族に「〇〇した」と堂々と説明できるか』意識すべし!
「◎◎議員が言うから」とか「議会対策のため」などという恥ずかしい理由のために、仕事をしてはならない。自分の判断基準を、「家族に言っても恥ずかしくないか」におき、それに反する仕事は絶対に行ってはならない。
『異端公務員☆倶楽部』 ~鉄の掟9箇条~より
全ての役人に
もう一度真剣に、自分に問いかけてほしいことだ。
『異端公務員☆倶楽部』とは?