皆さま、こんばんは。
チャーリーのマネジャーで
専属フォトグラファーで
ぬい撮りコンサルタントの
野口さとこ です。

 

 

 

 

マネジャーのひとり言 第1話「チャーリーとの出逢い1」

 

 
 
チャーリーとの出逢い
エピソード最終回です。
 
 
 
 
               
 
 
 
 
 
当時の私に聞いてみたい。
 
どうして私はあの時、
恋い焦がれるようにして
チャーリーを欲したのか?
 
 
 
そして、もうひとつ。
そのお酒の会社の販売促進部(?)
の担当者さんに聞いてみたい。
 

 

どうして

「チャーリー人形プレゼント」
っていう企画を思いついたのか?
 
 
 
 
ちなみにこの話をすると、
関西の友人の多くは口を揃えて
「探偵ナイトスクープに応募したら!?」
と提案してくれます。
いつか応募してみようかな……。
 
 
 
 
話を戻しましょう。
 
 

 

 

 

「チャーリー人形プレゼント」
の応募ハガキをポストに
投函したその後の私は、
 
ドキドキしながら待ち構えていたのか、
すっかり忘却の彼方へ葬られていたのか、
今となっては思い出せない……。
 
 
 
 
そんなある日。
 
 
 
 
大きな箱が我が家に届きました。
 
 
 
そうです、チャーリーが我が家へと
やって来たのでありました。
 
 
 
ラブレター作戦が功を奏したのか
見事に当選。
 
 
 
 
 
正直、その日のことを
ありありとは思い出せない。
 
 
 
チャーリーが我が家にやってきた
映像は薄ーーーーーっすらながら
記憶にある、気がする。
 
 
 
 
 
「そんなもんなんかーい!」
 
 
 
 
チャーリーの叫びが聞こえて来そうですが、
でも、チャーリーだって覚えてないかも。
(今度聞いてみよう)
 
 
 
 
でもでも。
 
 
 
 

めちゃくちゃ嬉しかったんだと思うんです。

 
 
 
 
キャーキャー言ったんだと思うんです。
 
 
 
 
チャーリーようこそ!
って、抱きしめたんだと思うんです。
 
 
 
 
 
でも、
チャーリーは腹話術人形だったんです。
本業は、っていうか。
 
 
 
 
腹話術人形チャーリーくん
だったんです。
 
 
 
 
よし、腹話術の練習をして、
いつかお披露目しよう!
 
 
 
 
当時の私は思いました。
きっと誰もが思い描くでしょう。
 
 
 
 
 
でも、実際やってみたら、
めちゃくちゃ難しかった……。
 
 
 
 
口を閉じながら喋るなんて
本当にできないし、
 
面白いネタも仕込めないし、
 
 
 
 
無理だわー。
 
 
 
 
ってすぐに諦めちゃったんです。
 
 
 
諦めの早い子どもだったんです。
(親にもよく言われてました)
 
 
 
しかも、チャーリーは、
 
 
 
おじさんだった……。
 
 
 
 
 
それであっという間に、
部屋の片隅に追いやって
しまったんです、わたし。
 
 
 
チャーリーを。
 
 
 
あんなに欲しかった
チャーリーを……。
 
 
 
 
 
チャーリーはきっとヤル気満々で
わたしの元にやって来たのだった
かもしれない。
 
 
 
 
 
懸賞の担当者さんから
 
「おーい、チャーリー、
さとこちゃんっていう女の子から
ラブレターが届いているから、
この子のところに行ってあげて〜。
よかったなぁ、おまえさん、
きっと幸せになれるよ!」
 
って送り出されたのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
って、今書きながら気がついた。
 
 
 
 
ごめんね、チャーリー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こうしてチャーリーの暗黒時代
20年ほど続くことになるのであった。
 
部屋の片隅に置かれたタンスの上で
ただ過ごすという……。
 

 

 

 

 
 
 
 
出逢い編、おわり。
 
マネジャーのひとり言に
お付き合いくださり
ありがとうございました。