Karmen Pedaru(1) | Woke Up In the Beautiful World

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女優・モデル・音楽…美しいものは世界を救う!!
主に海外モデルを中心に紹介します。

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Karmen Pedaru
カルメン・ペダル
1990年5月10日生まれ エストニア出身
178cm

いやー、とうとうカルメン・ペダルを取り上げちまったよカルメン・ペダルを。カルメンPっていつの間にかそこにいたみたいな、管理人的には気が付いたら人気モデルになってたという印象なんですね。2008-09年辺りは有望モデル多数出現のシーズンだったのでカルメンPまで興味がいかなかったということもあり、去年の暮れ頃まで(長っ!)見て見ぬふりをしてきました。それに実はここ2年でカルメンPを取り上げようとしては止めてを三回ほど繰り返してたんですよね。だからカルメンPを取り上げるってことは、そろそろ新しい興味の対象がなくなってきたということなんです。というわけでカルメン・ペダルをご紹介。


カルメン・カース輩出の国エストニアの首都タリンを置く北部のハリュ県にて生を受けた。元プロバスケットボール選手の祖父を持つスポーツ一家に生まれたカルメンは幼い頃からテニスやハンドボールなど様々なスポーツに触れながら育ち、モデルを始める1年前まではサッカーエストニア代表のゴールキーパーとして活躍していた。
その体型から『ナナフシ』と呼ばれていたカルメンにモデルへのきっかけが訪れたのは15歳の秋。タリンの演劇ワークショップに参加していた彼女はそこでタレントスカウトの目に留まり、翌年にはモデル事務所大手<Next>と契約を交わしたのだった。すると時間を置かずしてTeen Vogue誌にてモデルデビューを果たし、9月にはSS07ロンドンコレクションでランウェイデビューを果たした。しかし当時まだハイスクールに通っていたカルメンは学業に集中するために1年間モデル業を中断。08ssにて復帰を果たした彼女は5つのショーに出演しロンドンではStella McCartney、パリではLouis Vuittonのランウェイを歩いた。
『私にとって初めての大きなショーだったStella McCartneyは忘れられない。すっごく緊張したし、靴が全くフィットしていなくてとても痛かったのを覚えてる。ランウェイを歩いている間に靴が壊れてしまったから片方だけで歩かなきゃいけなかったの』

そんな彼女にブレイクが来たのは続く08fwシーズンだった。NYでDries Van Notenのオープンを歩いたカルメンはパリでもYSLのオープンに抜擢され、ファッションウィークが終わる頃には計50以上のランウェイを踏破していた。このシーズンで<最も活躍した新人10人>としてStyle.com、Models.comに取り上げられると、6月にはMUSE誌、8月にはフランス版VOGUEのエディトリアルに登場。そしてY3の広告を手にした。09ssでは4つのオープンに加えて2つのクローズを努め、なんと70近くのランウェイ数を挙げた。09fwでも約60のショーに起用された彼女は一躍ネクスト・トップモデル候補に。
09cruiseでD&G、09ssではM Missoni、09fwではJil Stuartの広告を掴み、1月にはi-D誌とExit誌、3月になるとロシア版VOGUEとテリー・リチャードソンの下でInterview誌のエディトリアルをこなしてRusshの表紙を飾った。年末にかけて雑誌のエディトリアルを通してカミラ・アクランスやデマルシェリエ、セバスチャン・キムなどの人気フォトグラファーとの仕事を多くこなし、飛躍の年を締めくくった。


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(L)D&G (R)Jason Wu

2010シーズンも計100以上のランウェイに登場、オープン7つにクローズ7つと引き続きランウェイでの人気の高さをキープし、広告面でもNicole Farhi(10ss)Emporio Armani(10fw)Ralph Lauren Blue Label(10fw)H&MやFan di Fendi、Salvatore Ferrgamoなどに抜擢され、この年はとりわけフランス版VOGUEを中心に毎月各誌のエディトリアルをこなした。9月にはオープン3のクローズ8つに55というランウェイ数を挙げ、Lana Fragrance、Gucci、GAP、そして長年ミューズとしてキャンペーンガールを努めてきた同郷スターモデルのカルメン・カースに代わり2011年のMichael Korsの新たな顔に選ばれたのだった。11月には春に<Ford>へ移籍して離れた<Next>に対して40万ドルの未払い金があるとして訴えをおこし、アナ・ヤゴジンスカを含めたモデル対事務所の裁判が話題に。
年明けの11fwシーズンでも変わらず高いオープン/クローズ率を叩き出しながら54のランウェイを歩き、8月にはポルトガル版VOGEUの表紙を飾ると、9月にはラガーフェルド撮影の下でアンニャ、アビー、ステラ、サスキアと共にNumeroの表紙に登場。


キャンペーンガールの印象は薄いものの抜群のランウェイ人気を誇り、ランウェイだけでない人気は毎月各誌のエディトリアルでも伺い知ることができる。そんなカルメン・ペダルは仕事の中でもやはりショーが大好きらしく、『ショーが大好き。1ヶ月の間は本当に疲れるけど、キャットウォークにいるときの気分は最高』とのこと。また、『クライアントにはとても我慢強いと思われてるけど普段はそうでもない』と本人は言うがプライベートと仕事のケジメはしっかりつけるとの信条を持ち、若くしてそのプロ精神は評判であるそう。厳しい下積み時代を越えたカルメン・ペダルは長い目で見られるモデルになっていくであろう21歳。

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Her Street style


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マイケル・コース(引き立て役)と!カルメンP綺麗!


カルメンPってランウェイ人気も凄いんだけど、エディトリアル率もすごく高いんですよね。個人的にはアナJ的要素を彼女の中に見ている管理人ですが、色々彼女のスチールワークを見たところ中々多彩なんですね。力量知りませんでした。彼女の魅力はすきっ歯と三白眼気味の瞳が織りなす不機嫌かつ神秘的でクールな印象とスポーツ仕込みの力強いプロポーション。10シーズンはなぜだか痩せちゃって普通の新人モデル達とあまり変わらない雰囲気でアンニュイさにはプラスに働いていたんだけど、やっぱり本来のカルメンPの持ち味はパワフルなスタイルなんじゃないでしょうか。ダリアとかジゼル系統をワンランクダウンさせた野性味のある強さがカルメンPにはあるかな。今時ああいうボディを持った若手モデルっていないですよね。

スポーツで筋力が鍛えられたおかげでランウェイでバランスを崩すことがないそうで、安定したウォーキングもランウェイ人気に一役買っていそう。Edやランウェイで頑張ってる反面GucciやMichael Kors以外には広告はあまりパッとしないんだけど、ナルシソ・ロドリゲスも合うと思うしロベルト・カヴァリとかヴェルサーチみたいなイタリア系ブランドが似合うと思います。仲の良いモデル友達はカーリー・クロス(住んでるアパートが同じだったそう。事務所のモデルアパートかな?)、アビー、フレジャだとか。長年のボーイフレンドがいるみたいですよ。