We are Vogue | Woke Up In the Beautiful World

Woke Up In the Beautiful World

女優・モデル・音楽…美しいものは世界を救う!!
主に海外モデルを中心に紹介します。

Woke Up In the Beautiful World
リンダをバックに、リンダ。
Linda behinds Linda


アナ・ウィンターのお気に入りモデルといえば、思いつくのはナタリア、アンバー、ラケル、キャロル、ココ、最近ではアリゾナ・ミューズが話題に。

しかしアナさん就任以来、9月号の表紙を最も多く飾ったのは「Vogueにあたいたちが載ってるんじゃなくて、あたいたちがVogueなんだわさ!」と言い放ったリンダ・エヴァンジェリスタ。

アナさんが「モデル辞めたらVogueエディターにおいでよ!席は用意しとくから!」って勧誘したものの「あんたの下で働くなんて考えただけで反吐が出るわ!」とは言ったかは定かではないにしろ獲得失敗したリンダ・エヴァンジェリスタ。


そんなアナのリンダ愛発言どうぞ。96年のVH1Awardsでリンダが生涯功労賞を貰った際の発言です。

『リンダが現代で最も卓越したモデルであるという理由が、彼女の目を奪うようなゴージャスさ以外に3つあるの。

ひとつめは彼女の確固たる決意。リンダはアーサー・エルゴートとの撮影で中国の川でボートのつっぱりから身を投げ出されようとも、スティーヴン・マイゼルに恐ろしい大蛇を4匹巻かされようとも幸せそうな顔を見せるの。そしてそれが素晴らしい写真になるのよ。

ふたつめはリンダの柔軟性。あの有名なヘアスタイルの数々は常に驚かされるものだった。日ごとに髪型を変えて、ブロンドにしたと思ったら赤髪。そしてブルネットになってまたブロンド、赤髪、ブルネット。でもリンダは自らのヘアカラー以上のものを変えたのよ。毎年毎年、彼女はカメレオンのように自分を作り変えてみせたんだもの。

三つめはその評判とは正反対に、リンダは特売品でもあるということ。彼女と仕事をして10年になるけれど、一万ドル以下じゃベッドから出ないなんて一度も言われたことがないわ。それに例えそう言われたとしても、あらゆる手を尽くしてお金を工面したに違いないでしょうね。だって一万ドル、もしくはそれ以上の価値があるモデルがいるとすれば、それはリンダ・エヴァンジェリスタしかいないのだから。』



Woke Up In the Beautiful World
この写真

そしてアナさんが言っていたエルゴートとの撮影について、エルゴート本人も語っていました。この話はグレース・コディントンが右と言えば、モデルも右に倣うっていうことでもあるらしいんですが、私的には潔いプロなリンダの姿を見た記事でもあったので紹介しておきます。


『あの川へは筏のような地元の漁師が使っているボートで行ったんだ。グレース(コディントン US Vogueスタイリスト)はリンダをそのボートに乗せて撮影したいと思っていたんだが、試しにツアーガイドがやってみたら、そのガイドは立つことも出来ずに言ったんだ、“こんなの出来るわけがない”って。グレースは“撮影にはぴったりのロケーションなのに”と言いながら私とガイドを見つめてきたよ。リンダはロケバスでこちらに来てグレースの不満そうな顔を見るなり、“何があったの?”と訊くんだ。そしてグレースが経緯を話し始めたんだが、リンダはこの撮影は特集用なのかだけ確認すると、そのままボートに10分間立ち続けて我々は撮影を収めることができたんだよ。』


このチャイナシリーズも大好きです。太極拳してるショットがまたいいんですよね。そうそう、リンダもアナにすごくお世話になっているって、アナのことをとても尊敬しているって言ってました。