+Nu Music
を観てきた。
2019年7月14日(日)
渋谷 CLUB QUATTRO
女性ヴォーカルという括りはできるものの、音楽性もバラバラな面白い組み合わせのスリーマン企画だった。
整理番号が若かったお陰でキャパ800の前方に陣取れたのはラッキーだった。何しろクアトロは柱が邪魔で死角になる場所があるからね。
オープニングを飾ったのは
ものんくる
個人的には今年2回目の観覧、いつものサポートに加えシンセ・コーラスにTAMTAMのクロさんが参加。
ノリの良い「RELOADING CITY」からスタート、ジャジーでアーバンなムードながらライブならではのインタープレイも聴かせる演奏の巧さはさすが、そしてメリハリの効いた沙良さんの歌唱力の高さには今回も圧倒された。
途中、角田さんがガットギターに持ち替え、小川さんと3人での「夕立」〜「魔法がとけたなら」は音源とはひと味違うアンプラグドな良さを引き出していた。
“水曜日のネコ” タイアップ新曲「スーパールーパー」が聴けるかと楽しみにしてたけど未解禁との事情で残念、でも私の好きな「最終列車 君を乗せて」と「優しさを重ねること」が聴けて満足。
吉田沙良(vo)
角田隆太(b, synth)
宮川純(key)
小川翔(g)
伊吹文裕(ds)
クロ from TAMTAM(synth、mp.)
- RELOADING CITY
- アポロ
- 空想飛行
- 最終列車 君を乗せて
- 夕立
- 魔法がとけたなら
- ここにしかないって言って
- 優しさを重ねること
Kitri
真っ新な初見だった。
生ピアノって客席に向かって演奏し難い楽器だから必然的に客席に背を向けるような格好になって、真横とか後ろ姿を見ることになるんだけど、お揃いの真っ赤な衣装でピアノ連弾する姿が仲の良い姉妹という感じで可愛らしかった。
クラシックをベースにした歌謡調な楽曲は凛とした清さがあり、しっかりとリハーサルを積んだ隙のない演奏を聴かせた。
途中、妹のヒナさんがギター・シンセ・キックカホンを操る曲もあり飽きさせない構成だった。
モナ(vo、pf-low)
ヒナ(cho、pf-high、g、perc、synth)
- LIFE
- 細胞のダンス
- 一新
- 深夜高速 (フラワーカンパニーズ)
- 傘
- 矛盾律
- Dear
- 羅針鳥
トリは
高井息吹と眠る星座
これまで息吹さんの弾き語りソロしか観たことがなかったので眠る星座としては初見だった。
息吹さんのエモーショナルな歌唱に加勢するバンドの熱量が半端なく高く圧倒された。
やはり注目は3月にソロアルバムをリリースした君島大空さんだったが、歌声から想像していたイメージとは正反対の容姿と巧いギタープレイには驚いた。いやギターが巧いだけではなくChase Bliss Audio?などを使ったサウンド作りなど高いプロデュース力も垣間見れた。
息吹さんの作る曲は映画的で締め付けられる切なさが宿っていて素晴らしい作品ばかりだが、君島さんとデュオで披露した「夜明けまえ」にはより深いものを感じさせられた。
「ハローグッバイ」ではピアノを離れてハンドマイクで歌うというバンドならではのパフォーマンスも見せた。
お得意の「きりん座」で締めたあとのアンコールでは私の大好きな「フィナーレ」で締めくくり今回も大きな余韻を残してくれて、素晴らしいステージとなった。
高井息吹(vo, pf)
君島大空(g)
新井和輝(b)
坂田航(ds)
- skip girl
- サリュピエロ
- 雨雫のワルツ
- ゆらゆら
- 水中
- 夜明けまえ
- ハローグッバイ
- きりん座
en. フィナーレ