夜景を見ながら聴きたいPAELLAS | チャーリーのファボミュー

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このブログはチャーリーが聴いた音楽の中で「これは良い!」と思った作品やアーティストを書き留めています。勢いのある旬な音楽を好むため自ずと若手中心になっています。たまに映画についても書いています。

PAELLAS
Orange/Weight リリースツアー

クールでアーバンでスタイリッシュ、そしてどこか宇宙的なアトモスフィアを感じさせ、ヴォーカルMATTONくんのファルセットがジェンダーレスな美しさを醸し出し、夜の深いところへ誘うムードを纏うPAELLAS。

ヒットチャートを賑わす使い捨ての音楽とは正反対に位置する楽曲が強烈に魅力的なバンドだ。

そんなPAELLASが10月17日と11月7日にデジタルシングル「Orange」と「Weight」をリリースし、それに併せてバンド初となる全国8ヶ所を巡るツアーが開催された。



その7ヶ所目にあたる2018年12月8 日(土)に岡山のライブを観てきた。
場所は岡山駅前という好立地の
CRAZYMAMA 2nd Room



アンビエントノイズ的なシンセ音にバスドラが小節頭を示しそれにシーケンスが絡むといったオープニングSEでメンバーが登場。
シーケンスがイントロのパターンとなり1曲目「daydream boat」が始まった。
bisshiくんギターを持ちananくんとツインギター?!と思うも2曲目からはベースに持ち替え。

曲終わりの余韻に被さるように次のイントロが始まるという流れのままMCもなく観客を煽るでもなく手拍子を強要するでもなく次々に曲が繰り出されていく。
やはり普通のロックバンドものとは一味も二味も違ったステージだ。

ビートが強烈でも汗の匂いもしないクールさが彼らの真骨頂、極めつけはananくんのギターが要の「Body」だった。
名曲「Darlin' Song」で気持ちが上がっていたところに持ってきてこの美しいコードプログレッション、立ったまま昇天しかけてしまった、、、ヤバイ、ヤバイ、、、。

続いてananくんによるLooperを使用しての即興(?)インターリュード、からの「Lying」そして本日の看板曲「Weight」フワフワと身体が浮き上がるのではないかと思うほど心地良かった。

続いてananくん思っ切りBmをジャラ〜ン
そんな古臭いフォーク調の曲があったっけ?と思いきや「Pray For Nothing」
アルバムではそれエレピだったよな、これもライブならではの面白さ。

「Echo」〜「Shooting Star」〜「Orange」の3連発はこの日最高のグルーブに自然と身体が反応し踊り出してしまった。
本編ラストは「Over The Night」で幸福感に満たされたまま締めくくった。

アンコールでやっとMATTONくんのMC。
コンタクトレンズ忘れからトイレ洗浄泡の話はちょっと面白かったぞ(笑)

で、ラスト「Anna」でライブ終了した。

各曲が短いせいかアルバム曲の殆どを披露したにもかかわらず本編73分、アンコールを入れても1時間30分足らずのライブだった。

もうちょっと聴きたかったなというのが率直なところ、、、「Fire」演ってないし(笑)

PAELLASの楽想からライブハウスといった閉鎖的な暗い箱で聴くのは勿体ないと思う。
しかも18時スタートは早過ぎる。
夜景の眺望の良いガラス張りの会場で深夜0時からのブッフェスタイルで軽く飲みながら踊りながらというのがぴったりハマりそうだ。
いつか実現してもらいたい。


セトリ

daydream boat
Together
Miami Vice
Fade
Fever
Darlin' Song (Reprise)
Body
anan looper guiter Interlude
Lying
Weight
Pray For Nothing
Echo
Shooting Star
Orange
Over The Night

ac. 曲目不明〜Anna