合田道人 靖國神社 みたままつり 2023/7/13
日本歌謡協会有志奉納歌謡の様子をこの後数回に分けてアップします。
先ずは、合田道人さん。
業界では大変有名な方の様だが芸能界オンチの私は、昨年読んだ「本当は戦争の歌だった 童謡の謎」等のシリーズの本で初めて存知あげた。
今回、みたままつりで登場されると知って、みたままつりに出掛けた次第。
歌手、作家、プロデューサなど多彩な方。司会と歌唱をされた。
松原のぶえさんと
ご自身の著作「本当は戦争の歌だった 童話の謎」を手に。
単行本を昨年購入していたが、今回公演後にサイン入りの文庫本が売られていたので、勢いで購入してしまった。
「僕は歌唱が下手でした」を熱唱。途中で感情のあまり途切れる場面も。
この歌は、靖国神社遊就館に展示されている陸軍軍曹の遺書から作曲されたもの。
(陸軍軍曹佐藤源治氏(昭和23年9月22日 ジャワ島にて殉難死 享年32歳))
『僕は唱歌が下手でした』
僕は唱歌が下手でした
通信簿の乙一つ
いまいましさに人知れず
お稽古すると 母さんが
優しく教へてくれました
兄弟もみな下手でした
僕も 弟も 妹も
唱歌の時間は 泣きながら
歌えば皆も 先生も
笑って「やめ」と言ひました
故郷を出てから十二年
冷たい風の獄の窓
虫の音聞いて 月を見て
母さん恋しと歌ったら
みんなが泣いて聞きました
僕のこの歌 聞いたなら
頬すり寄せて 抱き寄せて
「上手になった いい子だ」と
褒めて下さることでせう
褒めて下さることでせう