これからクラフトビールの醸造所を始めようかと思っている方も多いと思いますし、実際にかかった経費や苦労した点などをまとめようかと思っています。

かなり長くなると思いますが(終わりがあるのかもわかりませんが)時間のある時に時系列順につらつらと書いていこうかと思っています。

 

CHARLES BREWEINGについて

醸造家は元ソムリエの中村遼。東京のY.Y.G.BREWINGで醸造長を務めた後、広島に移住し、取締役として迎えました。

ブログを書いているのは合同会社アリクイ代表藤井千秋です。僕自身は東京でソムリエ、ワインの業務用卸営業を務めて広島にUターン。モダンベトナミーズレストランCHILANWINEBAR RAYというワインバーを経営しています。

あと一人取締役として藤井のパートナーでシェフのチランがおり、合同会社アリクイは3人の共同経営の会社です。

ワインバーには広島のソムリエ協会支部長を務める川崎健太が立っています。

 

そもそものスタートは中村が東京以外でクラフトビール醸造所の独立を考えているという話を聞き、それならば広島で一緒に始めてみないかという話になりました。最初は奈良や小田原などを候補に考えていたようですが、知り合いなどがいないとなかなか移住して始めるのは大変かもしれませんね。

 

中村が移住する必要があるので、まずは彼が自分の給料を稼げる場所を作る必要があるなと考え、宮島島内にクラフトビールのタップルームを作ることにしました。

宮島で物件を探すのはなかなか大変でしたが、2023年の10月29日に無事オープンしました。内装が綺麗で改装費がかからず、初期投資を非常に抑えてスタートできたのが良かった点です。

 

2023年の冬から広島や淡路島、香川など瀬戸内海周辺と中村の前職で委託醸造(ファントムブルワリー)をスタートし、缶と樽のビールの販売を開始しました。まずはクラフトビールの工場を作る前に全国に販路を作るのが目的です。

僕自身10年以上海外国内の様々なワイナリーと一緒に仕事をしてきたのですが、作るのは皆さん本気で考えているところばかりですが、売ることを本気で考えていないワイナリーを見ることもありました。個人的にはまず営業能力が重要だと思っています。

 

 

取締役3人共に飲食店出身で東京や大阪、沖縄などに多数の知り合いがいるため、委託醸造のビールを売るのは苦労しませんでした。むしろ月500Lタンクを1つしか借りることができないので、製造が追いつきません。

飲食店の皆さんは1種類24本ロットというのはハードルが高いので、できれば2種類や3種類の混載で買いたいのですが、どんどん在庫がなくなってしまうので頑張っても2種類の混載というのが限界でした。

 

僕たちの強みとして日本各地のワイナリーとのコネクションがあります。初年度は北海道函館の農楽蔵さんからヤマローネの搾りかすをいただき醸造、2年目は島之内フジマル醸造所の高井田畑メルロー、長野アパチャーファームのシュナンブランもいただき醸造することになりました。

 

 

もう一つの強みは広島のクラフトビールとして広島の素材をクラフトビールで表現することです。柑橘王国広島はレモンをはじめベルガモットや甘夏など様々な柑橘が手に入ります。地元のサゴタニ牧農さんの牛乳をつかったビールにもチャレンジしました。

 

東京を中心に全国で販売していますので、見かけた際はぜひお手に取ってください。

ラベルデザインはワインバーの川崎が昔一緒に働いていたtelevisionに全てイラストを描いてもらっています。

ラベルデザインはクラフトビールを作るうえで非常に重要なポイントだと思っています。買う人のほとんどは試飲せずに買うので、ラベルの印象が100%と言っても過言ではないと思います。キャッチ―で、わかりやすく、かわいいものにしています。

 

いつもの流れは、作るビールを決めて、名前を決めて(葡萄シリーズ以外は音楽にちなんだ名前にしています)、ラベルを依頼しています。televisionのプロの仕事にいつも感心させられます。

 

次回はブルワリー立ち上げについて書こうかと思います。