2024年3月ごろに廿日市市の瀬戸内海沿いで良い物件をネットで見つけました。100坪ほどの部品工場跡、中は綺麗ですぐにでもブルワリーにできそうな物件でした。

家賃は35万円。駐車場は3台くらい、駅から歩いて行けるということを考えれば悪くないのかなという印象でした。

 

まずはここでブルワリーができるのか電気、水道、床の工事について調べました。

ブルワリーはタンクの洗浄などが多く、水道の直径が大きいほどよいが、部品工場ではトイレくらいしか使わないので直径が小さい。

電気はまあまあ使いますが、そんな大量の電気は流しません。

この物件では床の底上げ、排水溝をつくる工事が必要で、床上げは広さによって見積もりが変わります。100坪で考えると最初の見積もりは2500万円、、、素材などケチケチしたりしても相見積もりでは1500万円程でした。

工場も広く家賃も高いので生産量を見込める設備をそろえる必要があります。

ブルーハウス、タンク、ボイラー、チラー、カニングマシン(缶詰)、プレハブ冷蔵庫、10L樽、樽洗浄。すべて揃えると5000万円以上はします。

一部タンクなどを中国から直接輸入して見積もりで抑えても4000万円近くの見積もりでした。

床工事と合わせると最低でも7000万円、希望する設備をすべて揃えると1億円ほどの借り入れが必要です。

 

5月からは借り入れ(銀行と公庫)とものづくり補助金の申請を始めました。数か月にわたる銀行との面談、補助金申請のための専門家への相談料など長い期間をかけて進めました。

しかし夏頃に返ってきた返答は借り入れ不可でした。

理由としては、実績のない2年目の会社が借りる額としては大きすぎるということでした。まあ、当然かなとも思うのですが、数か月費やしてのこの結論はなかなかショックです。

 

この経験を踏まえて様々なことを見直す必要があると思いました。今回の敗因は主に以下です。

①物件が大きすぎて家賃が高い

②床排水の工事にお金がかかる

③カニングマシン(これが高い)や樽などいきなりすべての機材を揃えるのは大変。

④初回の借り入れは保証協会などの審査が厳しいので、少額でもいいので一度借り入れをして実績をつくっておく。

 

ブルワリーを作るにあたってどの辺に費用が大きくのしかかるのかわかっていなかったので、そもそもの物件選びのやり方が間違っていたなと思いました。

最初は「デカい箱があればいい」くらいに思っていたので(笑)

 

そこで次からの物件選びは次のことを気を付けることにしました

①床排水などの基礎がすでにできている(飲食店や総菜、食品工場の跡地など)

②大きすぎず家賃を抑える

③カニングマシンなどは委託醸造を継続して、補助金などのタイミングで購入する。

 

また物件探しからスタートです。