Wake Up, Girls! Advent Calendar 6日目を担当する”かりすまぜっと”だぜっと。昨日はすろっとりさん(@slot_ri)がご担当。明日はマルチーズさん(@mlml777)だぜーっと。

 

オタク人生第2章

1月31日木曜午前1時”Wake Up, Girls!”(以下WUGと略す)のファンになり、さいたまスーパーアリーナで、人生第2章の幕を上げられたオタクの1人である。

 

詳細は記事「Wake Up, Girls!」にて

 

結論、WUGの記事では無いし、ステージの解説考察も有識者に任せよう。

 

オタクは歌う

「オー・シャンゼリゼ」を意訳カバーした。

意訳カバーとは。外語の楽曲を、自分なりの邦詞を付けカバーする行為である。

 

 

さいたまスーパーアリーナを経て、聖地仙台の巡礼、ワグナーの方々との交流、推しに連れられ全国各地に足を運んだ。

 

心が身体が揺さぶられた”感動”を形にして残したかった。

 

記録媒体がある現代に、詩や小説が生まれ続ける意味を理解した。

感動を忘れない、でも記憶になるのは忘れ行く事でもあって

 

推しが残したもの

聖地である仙台を訪ねた。

ひとりで街をブラブラしながら

鼻唄まじりの散歩道

ひとりで街をブラブラしながら

話しかけたいなこんにちは

きみは無くとも昼も夜中も

ここにはあるよ オーシャンゼリゼ

1日中WUGを聴きながら仙台を歩いた。

解散から4か月後のHOME。

此処にもWUGが息づいていた。

 

木町通りの学習塾跡を基点とし、熊谷屋さん喫茶ビジュウさん餃子の天ぱりさん。

 

距離感に島田真夢たちの生活が見えた。

本当に居るんじゃねえのかな?

道中でワグナーらしい方々も見かけた。

声は掛けられなかったが、SNSを通じてWUGスポットの情報交換等を行なった。

瞳閉じて木々を撫でれば

みずいろの風と青葉の海

夏の定禅寺通り。

爽やかで心地良い風が吹き抜けた。

 

それが木々を撫でると、隙間なく青葉が色めき「言の葉 青葉」そのものであり、瞳を閉じれば、一面が青葉の海となった解散公演が思い起こされた。

 

水色と言えば、リーダーである青山吉能さんのイメージ色だ。

 

風は始まりで、彼女が彼女らしく在る事でメンバーたちも輝きを放ち、WUGとワグナーという大きな青葉の海が色めいた。

風に吹かれてうたを唄えば

トラもライオンも踊り出す

夢の中ならまた

きみにあえる きみを呼ぶ声が鳴り響く

ワグナーの方々によるオフ会に参加した。

 

ワグナーなら誰もが知る”名前”の下に、ライブ”PART III KADODE”と”想い出のパレード”を鑑賞すべくオタクたちが集結した。

 

世間話を、同じく山下七海さんを推している方と交わしたりしたけれど、気心の知れない中で他人行儀を拭えないまま過ごしていた。

 

ゆっくり思い出す様にコールの熱を高めるオタクたち、筆者も例外ではなかった。

 

誰を推しているか、どんな趣味か関係なく空間が1つになった。

肩を組みながら「Polaris」を歌って(再び出来る日が来ようとは!)、何度も何度も彼女たちの名前を呼んだ。泣いて笑って寂しいけれどそれ以上に楽しくて、あの時間が戻って来た様だった。

 

夜通しWUGに向き合って。夢の中で紛れも無く”あの日”に居たのだ。

忘れたいけれど忘れたくなくて

見上げた空に虹が架かる

架け橋が伸びて足取りは軽い

夜空の星は オーシャンゼリゼ

「オー・シャンゼリゼ」のメロディに乗ってこの言葉がやって来た事が、”推しが残したもの”を歌う切っ掛けであった。

 

彼女たちから”忘れないで でも上手に忘れて”と言葉を貰ってからどれぐらい時間が経っただろう。

 

忘れたい訳がないのだが。

 

人間から街から、時間は雨風の様に足跡をさらい拭い去る。

 

WUGと縁のある聖地が、残念な事に無くなってしまうニュースを目にした。

 

忘れなければ失い続けるんだよなあ、と頭を抱えていた。これ程まで強い衝撃を、救いを忘れられるのだろうか。

 

吉岡茉祐さんのステージを目にした。

 

田中美海さん山下七海さん高木美佑さんのトークショーに足を運んで。山下七海さん高木美佑さんとはお渡し会でお話出来た。

 

解散したグループそこに所属した人々は、多くの場合そこから距離を置く印象があった。

 

解散以後も彼女たちは共演しては、WUGであった延長線上を歩いている。そういう見せ方をしてくれている。

 

先日友人の結婚式に参列した。

 

私事で恐縮だが、少し話をさせて欲しい。

 

WUGの楽曲が起用される逆サプライズがあった。式でかなり重要なフィナーレの場面である。新郎新婦共に、WUGを”軽率に布教する計画”の餌食となり、まんまとハマってくれた。

 

WUGが素敵だった、と言い続けた事が報われたというか。

 

新たにファンになる方々の存在を観測する度に、雨上がりの空に虹が架かった様な感覚になるのだ。

仙台旅行も初日は大雨で、雨上がりには虹が架かったなあ

WUGであった彼女たちは「SHIFT」で歌われた”ネックレスが切れて踊る真珠色のスターライト”の様に、輝きを放ち世界から見つけられている。新たに人々を魅了し続けている。

 

正直な話、WUGにおける山下七海さんの延長として、依存みたいに追い掛けた数か月があるけれど、”今の”山下七海さんを推したいと思える出来事があった。

推しが、WUGでなくなっても推し続ける

山下七海さんが、前に進む姿を見届ける。

 

でも時々で良いから。夢の中でまた、きみに会って、きみの名前を呼びたい。

 

最後までご覧いただいた物好きな方々には、何とお礼を言って良いか分からないが。

 

夢の中でまた会おう。

肩を組んで歌って踊ろう。

 

それではまた会う日まで。