山梨キャンプ場女児失踪事件 | 鈴木いつみ ♨️

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山梨キャンプ場女児失踪事件

2019年令和元年9月21日に山梨県南都留郡道志村のキャンプ場で当時小学1年生の女児Aが行方不明になった事件

事件発生の2年8ヶ月後の2022年令和4年5月14日に女児の死亡が確認された。女児が千葉県成田市在住であることから「成田女児不明事件」などとも呼ばれる。警察は事件・事故の両面で捜査に当たっている

 

2019年9月21日、道志村の「椿荘オートキャンプ場」に子育てサークルで知り合った7家族27人が遊びに来た。昼12時15分ごろキャンプ場に到着。15時35分ごろに9人が約150メートル離れた沢に遊びに行き、女児(以下、A)は同40分ごろに1人で後を追った。その10分後に大人が迎えに行ったが、16時ごろにAがいないことが判明した。

 

17時ごろに警察に連絡。警察と消防が捜索を開始したが発見には至らず、22時にその日の捜索を終了。翌日以降は自衛隊や捜索ボランティアなども加わり、東西15キロメートル、南北8キロメートルにわたってのべ約1,700人で捜索するも手掛かりは見つからず、山梨県警察は同年10月6日に大規模な捜索を打ち切った。

その後も警察による捜索が行われているほか、Aの家族はチラシ、ウェブサイト、各種SNSで情報発信を実施しており、多数の情報が寄せられていた

 

その後、失踪から2年7か月後の2022年4月23日になって、ボランティアで捜索していた男性が付近の山中で子供の後頭部とみられる人骨を発見

これを機に3日後の4月26日より再び近辺の捜索を行った結果、肩甲骨を始めとする複数の部位の人骨のほか、Aが失踪当時身に着けていたものと特徴が一致する運動靴]・靴下・ハイネックシャツなどが相次いで発見された。

そして、発見された人骨についてDNA鑑定を行った結果、まず5月12日には最初に発見されていた後頭部とみられる人骨のミトコンドリアDNA型鑑定において、「母系の親族関係が存在することに矛盾はない」と発表された

続いて2日後の5月14日には、5月4日に発見されていた肩甲骨とみられる骨についてDNA鑑定を行った結果、検出されたDNA型がAのものと一致することが確認されたとした上で、司法解剖の結果肩甲骨は生命維持に不可欠であるとする医師の所見を踏まえ、「Aは死亡したと判断される」と発表された

 

奇しくもこの日は10歳の誕生日の翌日であった。しかし、死因は判明せず現在も事故と事件の両面から捜査が続いている。