木曜日は今、山上の垂訓の第二シーズンの学びをしています。第一シーズンは、信仰者の幸いを教えている八福の教えを通して、神の国に属する者の価値観を学びました。今回はその続きで、律法学者やパリサイ人に勝る義について学んでいます。マタイ5章の後半には6つの具体例が書かれています。今日は6番目の「あなたの隣人を愛し、敵を憎め」と言う律法学者の教えに対して、イエス様は「あなたの敵を愛し、迫害する者のために祈れ」と語りました。
律法学者は隣人を同じ民族、同じ信仰に限定して、ユダヤ人以外の異邦人(ローマ人)や混血の民サマリヤ人、ローマの手先になっている取税人は罪人、敵として憎しみを向ける事が当時のユダヤ人の常識的な考え方となっていました。
イエス様は、どの民族、どの信仰、どの価値観に生きていても、すべての人を愛して救いを与えたいと願っておられます。サマリヤの女を救い、よきサマリヤ人の話しをして隣人について教えています。取税人や遊女と交わりました。あらゆる国の人々を弟子とするように宣教を命じました。
私達、クリスチャンも気がつけば、未信者や他の信仰をもつ人達、自分の慾望を追求している世俗的な人達を軽蔑したり嫌悪して、敵意をもってしまうとすれば、当時のユダヤ人と変わらない選民意識に傲慢になっているかも知れません。
実際に嫌がらせや迫害、軽蔑をもってクリスチャンに敵対する人も存在しますが、イエス様は愛するという対抗策を命じているのです。

じゃがいもはだいぶ大きく育って来ました。