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 麗音

「麗音」とは、私の友達の書道家”翔鸞”さんが音楽好きな私のために

造ってくれた造語です。





音楽を楽しみながら、少しずつ、日々感じたことを皆さんに

「音信」していけたら・・・。

窓を開けると、金木犀のいい香りが漂ってきます。


庭の金木犀はいつの間にか枯れてしまい、何故だろうか・・・と、ずっと

気になっていたところ、息子から娘の誕生日に、鉢植えの金木犀が届きました。

「お姉ちゃんが好きだった花だから庭に植えてあげて・・・」と、もう5年程前だろうか・・・。


娘が幼き頃、咲きこぼれた金木犀の花を集めてお皿に入れ、おままごとをして遊んでいた光景を思い出しました。


キンモクセイ発祥の地は中国とか、月の世界から地上に伝えられた木で、その花は天上の花と言われ、大切にされているそうです。

月にはたくさんのモクセイの大木が茂っていて、中秋に月がひときわ美しく輝くのは、金のモクセイ、キンモクセイが咲くからだとか・・・・。

                   毎日新聞  「もったいないばあさん日記」 より

               

今日は十五夜、金木犀のいい香りの中で、金色に輝くお月さまが見られるといいなー。

娘もどこかで、同じ月を見ているに違いない。


                  母

                   



猛暑から解放されほっとしていると、連日雨の鬱陶しい日々が続きます。


娘が逝って以来、毎週末に我が家にやって来て、仏壇に手を合わせる事を欠かしたことのない息子も、もう37歳になりました。静かに手を合わせ、何を姉に語り掛けているのだろうか・・・。 じっと手を合わせている姿が、何とも寂しい。


その息子は姉の年齢をとっくに超え、その現実に、娘の人生は短かったと改めて思います。


お花屋の店先にコスモスが並ぶようになりました。 コスモスは娘にとてもよく似ているように思う。


コスモスが咲き乱れる野原を歩けば、娘に逢えるような気がします。

あのニコニコした笑顔を振り舞いてくれるだろうか・・・。 

見事な白髪となった私を見て、娘の第一声は何と言うだろうか・・・。 

それに比して、夫は黒々、ふさふさの髪、納得いかないなー。


最近のふたりの会話は、どうも噛み合わない。


     歳とりて もめる会話に 主語は無し  

                           夫が詠んだ一句


               母

        



薔薇の花の美しさに見とれて歩いていると、もう僅かに色づいている紫陽花を見つけました。



娘を見送って、七年の歳月が経ちました。


その間、思いもよらぬ病を得たり、命の危機に曝されたり、やっと娘の所に行ける時が来たと思いきや、

「お母さん、もっとこの世での使命があるでしょ!」 と娘に突き返されたのかもしれません。


表面上は、最愛の我が子との死別の悲しみを何処かに秘め、普通に取り繕う余裕も出てきました。しかし、家でひとり、未だに手を付けることのできない様々な遺品、書き残したもの等目にし、心が締め付けられる思いになります。娘を喪った悲しみ、寂しさ、孤独感は、今となっては私の体の一部となってしまっています。


娘が遺していった生きられなかった時を、今を生きている私がどう生きたらよいのだろうか・・・。娘が35年生き切った生き方の中にヒントはたくさんあるはずなのに・・・。


娘との心の対話の中で見つけていこう。



          母


今朝、窓越しに見る景色は雪ではなく、明るい陽射しが降り注いでいました。


の42歳の誕生日。


元気で居れば、幸せな結婚生活を送っているだろうか・・・。もし、子供に恵まれているなら、どんな風に子供と接しているのだろうか・・・。 それとも、仕事に忙しい日々を過ごしているのだろうか・・・。 あれこれ想像してみるが、どうも私の心の中は、35歳で止まってしまっています。


健康面に不安を抱え、こんな時、一番頼りになる娘に相談したかった。

今までそうしてきたように・・・。 いつも的確な答えが返ってきました。今はただ、私が一方的に娘に語り掛けるだけ。

淋しくてたまらない。


今日は、娘のOL時代の友人達から綺麗なお花が贈られてきました。

「まー、綺麗、お母さん見て!有難う!」と、あの甲高い声が何処からか聞こえてくるようです。息子からも届いたお花を見て、「地味だなー、地味だなー・・・

よく見て選んだのになー・・・」と息子、後悔仕切りです。


皆いつまでも娘をお心に留めていただき、有難く感謝の念が込み上げてきます。


お花に添えられたお手紙の最後に、いつの間にか42歳になり、最近白髪が気になり始めました。れいちゃん、笑わないでね。いつも心にれいちゃんが居ます。

と綴ってありました。


私を取り巻く全ての物から娘の不在を知らされます。もう娘を思い出すことしかできない日々を過ごすことの辛さ・・・。

今日、夢で会えるだろうか・・・。



                母




今日は姉の誕生日。

お姉ちゃん誕生日おめでとう!!


どうしてるかな?

そばに居るのかな?

忙しいかな?ヴァイオリンは弾いてるかな?

見守ってくれてるかな?

日々いつも思っていることです。


毎日毎日目まぐるしい、世の中/環境の変化。

スマートフォンやソーシャルネットワークの発達であったり、新しい観光スポット、話題の美味しいお店など、こうした新しい話題を目にしつつ、お姉ちゃんだったらスマホにしてるかな?

LINEしてるかな?お姉ちゃんだったらここの美味しいお店に行くな~とか、

常に『お姉ちゃんだったら~』と姉の感情を共有しようとしてます。


もうあれから…助言が欲しい相談したいこと、話したいこともう山積みです。

どうしたもんだろ~…

これから先メモっとかないと会えた時に忘れちゃうなー


色々と自分なりにお姉ちゃんの教えを考えながらまた明日から頑張っていこうと思います。


今日は仏壇に綺麗なお花を飾り、両親と美味しいケーキで姉の誕生日をお祝いしました。


PS:「今年はちょっと地味なお花を買ってきてしまいました(-_-;)

来年はもっと明るいお花を買ってくるよ」