「ダンガンロンパ」シリーズの大ファンなので、

同製作陣の新作の「超探偵事件簿 レインコード」、とても楽しみにしていました。

論破シリーズはV3で終わりとほぼ明示されていた分、

別にまた味のある推理ゲー出してくれてうれしい限りです。

 

switchも持ってるし、ワックワクのドッキドキで購入。

仕事がひと段落したタイミングで開始しました。

3D酔いしやすい体質のため1日1章分と決めてゲームを進め、1週間でクリアしました。

 

プレイ画面はこんな感じ。

青紫系統をベースとした、しっとりと落ち着いた色遣いが好みでした。

 

 

 

まずはネタバレなしの個人的評価です。

論破シリーズファンで購入迷ってる方の参考にでもなれば…

 

全体評価 ★★★ プレイして良かった!

 

【難易度】

推理難易度 ★★☆ ほどほど(スーダン2くらい)

アクション ★★☆ 反射神経がいります

操作性   ★☆☆ 3D酔い族は注意(難易度:V3<今作<絶女)

 

【物語】

ストーリー  ★★☆ 泣けた…

夢中度    ★★★ 先が気になります

キャラクタ― ★★★ 相変わらず濃くて魅力的

 

【あらすじ】

「世界探偵機構」に所属する探偵たちが、日々未解決事件を解決している世界観。
巨大企業「アマテラス社」が実効支配している「カナイ区」は、そんな探偵機構でさえ、調査することが難しい地域だった。
記憶喪失の主人公・ユーマは、専用の特別便で、探偵たちと共にカナイ区に乗り込むことになるが…

 

【雑感】

 

・しっかり謎解き感覚が楽しめます!

 ミステリ要素の分量としては、論破と同じく1章に1事件ペースで起きます。

 論破シリーズの謎解きが好みならおすすめしたいです。

 

・総プレイ時間は25時間程度

 章毎に3、4つあるお使いクエスト全クリアでこのくらい。

 

・学級裁判の立ち位置に当たるのは「謎迷宮」。

 アクション難度も同程度です。

 一見RPGっぽいですがひたすら推理を進める場所でした。

 形がちゃんと意味のある迷宮だったりして好き。

 

・ストーリーは一本道

 戻れない要素として、フィールド調査とお使いがあります。

 収集癖のある人は都度触っておくといいかも。

 「謎迷宮」の最終評価は最初のプレイ記録がずっと残るようです。

 

・3D酔い勢でも全クリ可能

 ただし論破と異なる点として全編3Dなので休憩は必須。

 体調次第では日常編や調査でのマップ探索が結構鬼門かも。

 画面(映像作画)はとってもキレイです!

 

・反射神経が問われるアクション要素が時折挟まる

 トロい私は主人公くんに何度も情けない悲鳴を上げさせていました。スマン…。

 それでもゲームオーバーにはならない程度の減点でした。

 

・早送り機能がありがたい

 口がきちんと動く分ややゆっくりに感じました。

 個人的にはもう少し早く送れたらうれしいかも?

 (…というくらい、面白くて先が気になった)

 

・もちろんオマージュネタもちらほら

 完全新作だけど、論破ネタも含まれてて嬉しかったです。

 某裁判ゲーの梯子・脚立論争パロまであってワロタ。

 下ネタ、グロ要素も論破シリーズよりソフトで個人的にはしっくりきました。

 
 

・BGMも良きよきです…

 これまた論破のかほりがちょっとしてたまんない。

 音源欲しいなあ。買えるかな。

 

・「クライマックス推理」のあのアメコミタッチの漫画はない

 あの絵柄が個人的に大好きなので唯一寂しく思ったポイントでした。

 クラ推に当たるコンテンツ(超推理フィナーレ)はあります。
 

 

 

 

ここからはガッツリ ネタバレ を含む雑多感想です。

※ 極力固有名詞は避けていますが、既プレイの方向けです。

※ ダンロンシリーズネタバレ絡めつつ書くので、未プレイの方はご注意ください。

 

 

 

・0章… 展開が…展開が早い…!
なるほど彼らと仲間になるのね、と思ってたら惜しみなく退場させるやん…

論破恒例のあれをパワーアップさせてくるとはびっくりしました。

スピンオフの漫画作品もミスリードだったとは。

車両を進みながら調査するときの、静けさと絶望感がすごかった。

V3一章の事件発生直前の焦燥感と逆版のムードというか…

 

・「」の描写はほぼ1章からしかないんですよね。(0章でユーマくんがちょっと怪我したけど、少量だからあの色なのかと思っていた…)

5章プレイ中に思い返してひえーっとなりました。

あれは論破プレイヤーの思い込みを逆手に取られて美しいギミックだと思う。

 

・ユーマくん(主人公)

気弱だけどやさしさに覚悟もあって好感が持てました。

記憶喪失で混乱しているのに、一貫して他人を優先できるところが信念あっていい。

彼の迷いはいつも「犯人も含めて誰かを救えなかった」という点であること含めて、記憶喪失前後の彼の本質は変わってないんだろうな。

もう抱え込み過ぎずに人に頼ることもできるようになって、無敵かもしれない。

どうでもよいのですが直近に「カリスマ」を試聴していたので、序盤は依央利さんが脳裏をちらついて困った笑 福原さんいい演技されるし今後もっと売れるだろうなあ。


 

・死に神ちゃん

第一印象=ヒロイン版エノジュンget.gif

ビジュアルにも共通点あるし製作陣も意識はされてるのかも…。

おちゃめで意地悪で怖くででもいじらしくてたまに優しくて、ひたすらに可愛いんだ。まさに最初の4択のとおりのキャラクターです。

ひたすら自由に明るく励ましてくれる彼女がいるから進めたって場面いっぱいあるとおもいます。プレイヤーも、きっとユーマくんも。

最終章ずっと泣いてました。もう大好き。

 

・最終章ボスさん

「表裏一体の存在」がラスボス的配置なのっていいよね。

最終決戦あんまり攻撃したくなかった。優しさで身動きが取れなくなって闇堕ちしたタイプの敵キャラは見るたびに悲しくてやりきれないんですけど、優秀過ぎるがゆえにずっと一人で抱え込んできた彼が救われたのが何気に一番うれしかったかもしれない。

超探偵たちを殺害した点に違和感あったので、狂言だったのはホッとしました。

きちんと街の人々に向き合えたし、これから、隔離したホ…さんの対応も、みんなでじっくりと考えてくれるんだろうなと思う。

 

・探偵事務所の仲間達

みんな濃ゆいしいいキャラで、全員それぞれに好きでした。

話しかける機会があれば全員に声かけてしまう。

超探偵の人たちが謎迷宮に来た時のリアクションも個性があって楽しい。

情報屋のあの子もまっすぐでかわいかったなあ。私は再会を確信してます。

 

・5章で、解決の糸口が見えたと同時に芋づる式に「ということはあの人…」と気が付いた瞬間の衝撃はすごかったです。

推理ゲーって、ヒントの出し方が工夫されててすごいと思う点として、主人公キャラが真相にたどり着くと同時か直前にプレイヤーが核心に至れるようにおおむね設計されてますよね。あの「あっ…!?」の感覚が本当に気持ちいい。

物語的にはショックなのと、パズルのピースがハマるようなスッキリ感が、両立してしまうあの瞬間が好きです。まずい、V3視聴者の素質があるかもしれん…

 

・リザルト画面で毎度体力評価の低さに笑ってしまう。

論破でもアクションヤサシイにしてた勢なんですけど反射神経がよわすぎる笑

こんなんでも死なずに越えられる程度にやさしくしてくださってます。

 

 

 

という訳で、久しぶりにがっつりゲームプレイした日記でした。

とってもドキドキして先が気になる魅力的な作品でした。

 

約7年待っててよかったなあ。感謝感謝。

正統続編でも、別の推理ゲーでも、ファンブックでも!楽しみに待ってます。

 

ここまで雑文を読んでくださった方にもありがとうございました!
 
ではでは!
 

このコンビほんと好きや~