3歳クラシック2冠目と言うより、「夢のダービー」(G1・2400m)がいよいよ日曜日に迫ってきました。ちなみに、当日は「前沢牛まつり」が開催されます…
1番人気はホープフルS(G1・2000m)1着・皐月賞(G1・2000m)2着の⑬クロワデュノールか、それを皐月賞で破り2冠を狙う⑦ミュージアムマイルでしょう。⑬は東スポ杯(G2・1800m)勝利でコース実績もあり、初めての東京コースの⑦より経験値では上回っています。
ただ、⑬の父キタサンブラックから本質的に1800〜2000mが敵距離と考えると、やはり△までです。⑦は父リオンディーズがマイル志向だった懸念が言われていますが、父系にスペシャルウィークと母系にハーツクライの『サンデーの長距離血統』が入っており、「良馬場で上がりの決着」になれば期待できそうで▲です。
皐月賞で注目した⑱サトノシャイニングは皐月賞5着に入り、適性面でも「今回こそ」で仕上げてきた印象ですが、大外枠が割引で✕まで。
注目は3戦無敗で毎日杯(G3・1800m)1着から直行の⑥ファンダムと、『ダービー最終便』京都新聞杯(G3・2200m)を勝ってきた②ショウヘイでしょう。
皐月賞11着でしたが、かつては「ダービーへの出家レース」とも言われていたラジオN杯2歳S(G3・2000m)を勝っている③エリキングも見逃せません。
【『第92回 日本ダービー』(G1・2400m定量)】
1枠① リラエンブレム (牡・浜中)
②◯ショウヘイ (牡・Cルメール)
2枠③△エリキング (牡・川田)
④ ドラゴンブースト (牡・丹内)
3枠⑤ レディネス (牡・横山典)
⑥◎ファンダム (牡・北村宏)
4枠⑦▲ミュージアムマイル (牡・Dレーン)
⑧ エムズ (牡・戸崎)
5枠⑨ ジョバンニ (牡・松山)
⑩ トッピボーン (牡・岩田望)
6枠⑪ ニシノエージェント (牡・津村)
⑫ カラマティアノス (牡・池添)
7枠⑬△クロワデュノール (牡・北村友)
⑭ ホウオウアートマン (牡・田辺)
⑮ ファウストラーゼン (Mデムーロ)
8枠⑯ ファイアンクランツ (牡・佐々木大)
⑰ マスカレードボール (牡・坂井)
⑱✕サトノシャイニング (牡・武)
【『東京優駿(日本ダービー)』の舞台となる東京芝2400mは、最後の直線が長い上に坂もあるタフな形態で、実力馬が能力を発揮しやすいコース…2014年以降の前走レース別では、『皐月賞組』が9勝を含む3着以内26頭と、圧倒的に優勢。ただし、「皐月賞で単勝6番人気以下、かつ6着以下だった馬」の馬券圏内は0。
…騎手の乗り替わりも…1984年(グレード制導入)まで遡っても、勝ち馬は3頭だけ。その3頭中2頭は『複数回の騎乗経験』がある騎手へのスイッチ。…優勝するためには、手慣れた騎手の騎乗が必須条件といっても過言ではない。
過去20年における1番人気(7-4-3-6)の連対率(55%)、複勝率(70%)は及第点以上。1~3番人気トータルの複勝率も50%をキープしており、人気サイドの信頼度が比較的高いレースである。
二桁人気で制した馬は2019年のロジャーバローズ(12番人気)しかおらず…グレード制導入以降の4番人気以下の優勝馬は9頭だけと、上位人気が勝つ確率はかなり高い。
しかし、過去10年の平均配当を見ると、3連複と3連単の数値が高いように、ヒモ荒れ傾向の強い一戦。「軸は手堅く、相手は大胆に」狙うというのが…正しい攻め方といえる。
過去20年の脚質別成績を検証すると勝率(12.5%)、連対率(20.8%)、複勝率(25%)、単勝回収率(260%)は『先行』が首位で、複勝回収率(168.6%)は『逃げ』がトップ。…後方からの『追い込み』勢の健闘(3-2-3-83)も目立ち…過度に意識する必要はない…だが、“決め手”の有無に関しては徹底的に追求すべき。
2014年以降、上がり3F(600m)1~2位馬は(6-3-5-13)の好成績。また「前走が皐月賞かつ上がり3Fタイムが最速」だった馬は(5-1-0-7)と…速い上がりを使えることが大きな武器となるレースであることは間違いない。
過去20年、複勝回収率(93.3%)を除いた全項目で、1枠(7-3-1-29)がトップ。…過去20年の勝ち馬20頭中13頭を1~3枠で占めており、「内枠有利」の傾向がある…人気馬はもちろん、人気薄の激走例も多く…6番人気以下で3着以内に入った馬の9頭中、5頭が1~3枠(14年以降)。うち3頭は二桁人気という活躍ぶりだ。
外枠である7~8枠からも9頭が馬券に絡んではいるが、その7頭中6頭が「5番人気以内(うち4頭は1番人気)の人気サイド」…「外枠の人気薄激走」は見込み薄…。
…種牡馬として、日本ダービー通算7勝の金字塔を打ち立てたディープインパクトだが、2023年(20年産)のラスト・クロップを以て直仔の出走はなくなったため、今はまさに“時代の変わり目”といえる過度期…22~23年はキタサンブラック産駒が2着入線、24年もキズナ産駒が2着を死守するなど、相変わらずディープインパクト(または母のウインドインハーヘア)に所縁のある血統背景を持つ馬の、勝ち負けが続いている。
…近年は母系にSeattle Slewの血を引く馬の勝利も目立ち、21年シャフリヤール(母の父Essence of Dubai)、22年ドウデュース(母の父Vindication)、24年ダノンデサイル(母の父Congrats)の3頭は、母父が同系統の種牡馬。…21年にハナ差2着の惜敗に泣いたエフフォーリアも、父系祖父シンボリクリスエスを介してSeattle Slewの血脈を保持していた…】(本文より)
https://umanity.jp/sp/racedata/graderace/0004/race_data_analyze.php