明日の「オークス」(3歳牝G1・2400m)は、月曜に血管造影検査を受けるため医大に入院するので、病院のベッドの上で観戦ということになりそうです。大声で騒がないように気をつけねば…
例年Pointになるのは「桜花賞」(牝G1・1600m)組の評価ですが、上位組で出走してきたのは⑩スターアニス(1着)、③アランカール(5着)の2頭だけ。これに「桜花…」9着でも、東京コース3勝(5戦)負け無しの⑫ドリームコアを入れるかどうか、難しいところです。
1番人気で2冠を目指す⑩は前回は◎でしたが、そこでお話したとおり完成度の違いで勝ったのであり、それ以上の距離延長は他の馬との兼ね合いを加味しても、勝ち負けは難しいと判断して△です。
と言うことで、今回巻き返すと思っている③アランカールに期待の◎です。こちらの場合は「逆に距離が延びてこそ」の馬だと思っており、これまで1600戦では脚を余している印象でした。母系の「シーザリオ✕シンハライト」はともにオークス馬であり、「父エピファネイア→シンボリクリスエス✕母父ディープインパクト」から完成はもう少し先ですが、広い東京コースでこそ本来の実力を発揮して、突き抜けてくると思っています。
桜花賞上位組以外で考えるなら、思い切って2戦2勝の⑮アンジュドジョワに期待の◯です。前走「君子蘭賞」(1800m)勝ちは、1勝クラスとはいえ圧巻でした。完成は秋以降になると思いますが、父キタサンブラックは「天皇賞・春」等で距離の融通性の高さを示しており、メンバー強化とはいえ成長度に(?)のつく牝馬戦線だけに、一発アッと言わせることも考えられます。
もう1頭「桜花賞」以外組の注目馬、⑱ラフターラインスは✕に推します。前走トライアル「フローラS」(牝G2・2000m)を、中断から“スパッ”と差し切って見せた末脚は期待できます。父アルアインから「“G2血統”か?」という不安と、大外枠が不利に働くかもしれない恐れはありますが、ゴール前突っ込んで欲しいです。
もう1頭、3月の「フラワーC」(牝G3・1800m)勝ちから、満を持して臨んで来た⑧スマートプリエールを▲とします。③と同じ『エピファ✕ディープ』から、東京コースでの適性の高さを期待しますが、「母系スマートレイアー→ホワイトマズル」にズブさを感じ、評価を下げました。これに、⑫も△に加えて勝負します。
【第87回優駿牝馬(3歳牝・定量2400m)】
1‐① ミツカネベネラ (横山和)
② レイクラシック (ディー)
2‐③◎アランカール (武豊)
④ ロングトールサリー(戸崎圭)
3‐⑤ リアライズルミナス(津村)
⑥ ロンギングセリーヌ(石橋)
4‐⑦ スタニングレディ (三浦)
⑧▲スマートプリエール(原)
5‐⑨ トリニティ (西村淳)
⑩△スターアニス (松山)
6‐⑪ アメティスタ (横山武)
⑫△ドリームコア (ルメール)
7‐⑬ エンネ (坂井)
⑭ ソルパッサーレ (浜中)
⑮◯アンジュドジョワ (岩田望)
8‐⑯ ジュウリョクピエロ(今村)
⑰ スウィートハピネス(高杉)
⑱✕ラフターラインズ (レーン)
【能力(&実績)か、距離適性か…… ほとんどの出走馬にとって未知の距離となる芝2400mを走るGⅠ「オークス」では、例年この"テーマ"が最大のポイントになる。そして今年のレース(5月24日)では、その点においてこれまで以上の注目が集まりそうだ。
というのも、GⅠ「阪神JF」に続いて、クラシック初戦のGⅠ「桜花賞」も強い競馬で制覇。オークスでも1番人気が予想される⑩スターアニスが、過去に距離適性を指摘された本命馬以上に、距離延長への懸念を持たれているからだ。今年のオークスの行方を占う上では、何よりもまず、このスターアニスの距離不安をどう見るか。そこにかかっている。
そこまで不安視される第一の理由は、同馬の血統にある。父・ドレフォンはアメリカでGⅠ3勝を挙げた実力馬だが、そのすべては1400m以下の短距離戦。母・エピセアロームも重賞2勝の実績を誇るが、いずれも1200mのスプリント戦だった。そうした血統背景から、短い距離には適性があっても、さすがに2400mの距離で結果を出すのは難しいだろう…そう見られてしまうのは、至極当然のことである。
ただそうであっても、オークスが行なわれる3歳春の時点までは、そこまで厳密に距離適性が問われないのが、これまでの通例だ。実際に過去を振り返ってみれば、その血筋から短い距離でこそ強さを発揮しそうな馬であっても、桜花賞で結果を残せばおおよそオークスへ駒を進める。しかも2400m戦での走りを疑問視されながらも、戴冠を遂げた馬は少なくない。
…こうした例は、「この時期の3歳牝馬は距離適性よりも、その馬自身のポテンシャルがモノを言う」といった、古くからある定説のとおりだ。だからといって、スターアニスの距離適性への不安は完全には拭えない。それこそ、第二の理由があるからだ。
それは、競走馬としての使い出しが関係している。同馬の初陣は、昨年6月末の小倉・芝1200mだった。だが、過去10年のオークス馬を見れば、芝1200mがデビュー戦だった馬は皆無だ。加えて言えば、小倉デビューという馬もいない。…素質を秘めた期待馬であれば、デビュー戦はそれ相応の舞台を整えるものだ。まして、牝馬クラシックを意識していれば、1200mという距離から使い出すことはあまり考えられない。
言うなればそこから、デビュー前のスターアニスに対する陣営の期待は、そこまで高くなかったことがうかがい知れる。しかも、その初陣で同馬は5着に敗れている。そうした過去の戦績も重なって、オークスに向かう同馬への信頼は薄れていく一方なのだろう。
しかしながら、スターアニスはそのデビュー戦の直後に転機を迎えている。2戦目の未勝利戦、新馬戦と同じ小倉・芝1200mで、後続に7馬身差をつける圧勝劇を演じたのだ。さらにこのとき負かした馬のなかに、のちに重賞2勝を挙げて、GⅠ「NHKマイルC」でも5着と健闘したダイヤモンドノットがいた。…その結果を受けて、陣営に「ひょっとしたら桜花賞も(いけるかも)」という意識が芽生えたらしい。
そもそもスターアニスには、マイル戦の桜花賞の時点でさえ、距離不安がつきまとっていた。1200m戦でデビューしたことから、クラシックで勝つほどの馬なのか、という"器"論議も起きたほどだ。
だが桜花賞では、そうした雑音を一掃。圧巻の競馬で頂点に立った。2着につけた2馬身半差は、過去10年の桜花賞では2019年のグランアレグリアに並ぶ最大着差だった。
このポテンシャルは、同世代の牝馬のなかでは間違いなく突出している。それを持ってすれば、過去に距離不安を抱えながら戴冠を遂げた馬たちと同じく、オークスでも結果を出してもおかしくないが、はたして…】(本文より)
【競馬予想】オークスに臨む女王スターアニスはそのポテンシャルで距離不安を打破できるか? 逆転候補は別路線組にいる(webスポルティーバ)#Yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/885c32aa79981f67aee9be8660abbc06e578c9b0