『小池都政の成果(功罪含めて)を検証する…』ことは、何より大切だと私は思います。データを精査するならば、報道メディア向けに公表されているものに加え、予算や決算審査の際に提供される『説明資料』を活用することが必要です。

  地方議会では毎年2〜3月に『予算審議』、9〜10月に『決算審査』が行われるのが一般的ですが、その際議員に対して配布される説明資料には、『前年度(または前々年度)の実績や達成度(%)』等が記載されています。例えば待機児童減少対策について、『目標350人〇〇億円→実績550人〇〇億円/達成率75%』のようにです。これを参考に私たち議員は質疑を行い、事業(予算・決算)の是非を判断するのです。 

 この資料は、コピーや配布(もらって帰る)は無理でも、議会事務局に申請すれば閲覧…メモ等も…は可能だと思いますから、報道メディアはもちろん、一般の方々でも検証できます。興味のある方は、地元の議会事務局で申請してみてください🙇 

 私は『都政交代』を感覚ではなく、データを精査した上で判断することも大切だと思っています。報道メディアも、是非こうした資料を活用して、有権者の判断に供するような『論戦』を展開されるよう、お願いいたします🙇 


 #ストップ・小池都政 


 『小池百合子東京都知事が、都知事選に3選を目指して立候補すると表明…「取り組むべき課題が山積している。東京大改革を進める」と述べた。…小池氏に引き続き都政を託すのか、転換を図るのか、2期8年間の小池都政を見極めて判断したい。小池氏は自民・公明両党が、蓮舫氏は立民や共産党がそれぞれ支援する方針。国政の与野党がぶつかり合う構図となり、岸田文雄政権に対する審判の意味も持つ。 

 前回知事選(2020年)以降、最大の課題は感染拡大した『新型コロナウイルス対策』ではなかったか。東京都は、独自の協力金を事業者に支給して休業を促すなど、感染抑止を先導し、「3密回避」など小池氏の発信力も大きかった。…都の死者数の水準は、OECD各国と比べても非常に低いと自賛する…対策が適切だったのかは、慎重に検証する必要がある。

  東京五輪・パラリンピックは開催が1年延期され、しかも無観客となった。開催経費が招致時の2倍の約1兆4,000億円に膨張しただけでなく、贈収賄や談合の舞台になり…期待通りの「遺産(レガシィ)」とはとても言えない。

  神宮外苑再開発は…民有地とはいえ公共性が高く、伐採には多くの人が反対する。小池氏が保全に強い姿勢を示さないのは残念だ。

  待機児童は2023年時点で約300人に減り、18歳以下への月額5,000円給付も始まった。子育てを支援する多様な取り組み自体は評価したいが、都の合計特殊出生率は23年に0.99に落ち込むなど、少子化に歯止めをかけるには至っていない。

  小池都政の8年間で、東京はより住みやすく働きやすい街になったのか。自分たちの暮らしを振り返り、誰に託すかを考えたい。…』(本文より)


https://www.tokyo-np.co.jp/article/333222?s=09