【京都市長選挙 結果】

 当 松井孝治 無・新。17万7,454票

 ◆ 福山和人 無・新。16万1,203票

  …

私は立憲民主党を中心とした野党連立で、政権交代を実現すべきと繰り返し話してきました。そのためには、地方の首長・議員の勢力拡大が不可欠だとも話しています。だからこそ、今回の市長選のような、例え元旧民主党の議員だったとしても『自・立相乗り』選挙は認められないと、繰り返し発言したのです。マキャベリズムの一つと言われるかもしれませんが、これは逆に『自己の埋没』で支持を失いかねず、明らかに違います。

『1輪咲いても花は花…』と喜んている場合ではなく、福山候補に1万6,000票差まで追い込まれたこと、立憲支持の6割も失った(流れた)こと、松井候補が明らかに自民寄りで、『自分は立憲ではない…』等と言われているのに支持したこと、何より『相乗り』によってキー党である共産党を非難し、自民に利する選択をしたことを、執行部は深く反省すべきです。『労働右翼・国民民主』に配慮したのかもしれませんが、党大会で浮かれている場合ではないのです。

代表交代!それが必要です🙇


『…京都市長選で自民、立民、公明、国民が推薦する、元内閣官房副長官の松井孝治氏が初当選を果たした。…「政治とカネ」を巡る政権不信の逆風は思いのほか強く、共産が実質支援する弁護士、福山和人氏に猛追され、何とか逃げ切った形となった

 投票直前の…松井氏陣営の緊急選対会議。終盤情勢の調査結果が報告され、激震が走った。福山氏に最終盤で抜かれ、「数十票差の戦いになるかもしれない」(市議)と陣営は危機感を強め、市内選出の府議、市議をかき集めて「死力を尽くして戦い抜く」ことを確認した。

 福山氏は、共産などの推薦を受けて敗れた前回選を踏まえ、幅広い有権者から支持を得ようと「完全無所属市民派」を掲げ、党の推薦を受けずに選挙に挑んだ。…政治資金パーティー収入不記載事件で、「政治とカネ」の問題がクローズアップされる中…「私は一度も政治資金パーティーを開いていない、唯一クリーンな福山だ」との訴えは、幅広い有権者に浸透。…中盤の情勢調査で「横一線」となり、最終盤の別の調査でついに逆転した。

 福山氏の猛追を受ける中で、追い込まれた非共産陣営の最後のよりどころとなったのは、強固な組織力だった。選挙戦最終日…市内の繁華街には…国政ではいがみ合う与野党幹部がそろい踏みし、かつて革新派首長によって行政が停滞したとして、共産に集中砲火を浴びせたのだ。

 自民府連の西田昌司会長(参院)が…「過去の革新知事は、市民の意見を聞かなかった。共産市長の誕生は絶対避けないといけない」公明府本部の竹内譲代表(衆院)が「共産党によって、京都市をつぶすわけにはいかない」と呼応した。

 最終盤でのなりふり構わぬ共産批判の大合唱が、最後に薄氷の勝利をたぐり寄せた。…』(本文より)


https://www.sankei.com/article/20240204-VW2ODE2OTBKOXGVYWQLV3DCEM4/