記事や報道を見る限り、彼らの『収支報告書未記載・裏金疑獄』に対する認識は、あくまで『派閥の指示だから派閥の責任』であり、自分たちは『ミス・リードされて事務処理を誤っただけ…』との認識だと理解できます。

逆に『違法だったのは、派閥の責任』で、自分たちは騙されていたのだと、怒ってもいるようです。これで裏金議員たちは「私たちも騙されていた。元凶だった派閥は解散したし、反省して出直す…』と、言い訳ができると思っているのでしょう。

幹部たちは『細田(元議長)・安倍(元総理)両会長と、会計責任者だけが知っていた…』と、全ての責任を転嫁して『はい、お仕舞い(落着)…』とし、「知っていたら、(止めるなど)何とかしていたのに…」などと反省・陳謝までして見せました。

まさに、『安倍派解体!?』とタイトル付きの『茶番劇』が演じられた訳です😡😡その証拠に、昨日の今日でもう『福田(達夫)派』結成の動きが報じられています。

どれ程集まるかはこれからですが、恐らく総裁選に立てるくらい(推薦人20名以上)にはしたいでしょう。他にも、評判の悪い『安倍チルドレン』たちは萩生田・元政調会長を担ぎそうですし、世耕氏は参院をまとめてキーマンになりたいでしょう。西村氏や下村氏も野心満々なのは明らかです。

そうやって報道マスコミを巻き込み、私たちから『政治資金規正法違反』や『横領・脱税』の問題、さらには『公選法違反』等、『裏金疑獄』本来の問題をウヤムヤにしてしまう、彼らのいつもの手法が繰り返されるわけです。

そうさせないためにも、私たちは『自分の眼力(知見)』を鍛え、厳しく監視しなくてはいけません。必ずそうしましょう!🙇


#ストップ・ザ・自民党政権


『…参加した所属議員で、派閥の存続を訴えた議員は皆無だった。…「幹部は責任を」…2時間近くに及んだ総会では…幹部への批判が相次いだ。…総会後に記者会見を開いた塩谷立・座長は「(総会では)今後のわれわれ幹部の責任の取り方、あるいは派閥の今後について十分に意見をいただいた。結果的に、清和研を解消するということを決定した」と説明した。

 「いいかげんにしろ、という気持ちだ」。西田昌司参院議員は…怒りをぶちまけた。…幹部は一連の疑惑について「われわれも知らなかった」と話し、事件の経緯について、明確な説明はなかったという。「私たちは寝耳の水だったのに、(幹部は)少なくとも1年以上前に告発あったのに放置してきた。…(総会で)普通の組織ではありえない」と声を荒げたという。

西田氏は「派閥を解散したら終わりではない。事実をしっかり知らしめないと。刑事上の責任以前に、国民の代表として、政治家としての責任がある」と幹部の説明責任を訴えた。

 橋本聖子元五輪相は「捜査が節目を迎えたので話します。…(裏金額は)「2,057万円」だった…」と明かした。裏金の使途については「政務活動費として使っていた」とし…「政治不信を招いたことは深く反省している。…議員を続けていく中で責任を果たしていく」と議員辞職は否定した。

 「私が派閥を介錯(かいしゃく)する」と安倍派解散を訴えていた、宮沢博行衆院議員「(安倍派解散は)国民の皆さんへのけじめとして必要なこと、当然のことだ。…(「介錯できたか」の問に)私たちも、改善の提案をしなかった責任がある。だから、(派閥の)総意として解散しようと。…自分たちで腹を切って、そして介錯がある。それでいいんじゃないでしょうか」と述べ…総会では「(幹部の責任を)カメラの前で、きちんとしゃべってください。知らなかったというのが本当なら、知らなかったとしゃべってください」と迫ったという。…幹部の説明も「還流が始まったことについては、説明がほとんどなかった。慣行だった、という言い方だった」と振り返った。

 柴山昌彦元文科相も、総会で派閥解散を訴え…「非常に残念ですけどやむを得ない。…長年にわたる慣行だったとは言え、本当に大変残念。政治の在り方を抜本的に改めなければいけないと、しっかりと私自身も含めて肝に銘じたい」と語った。

 総会は、塩谷氏のお詫びの言葉から始まった。…「収支報告への多額の不記載により、国民、党員含む自民党関係者の信頼を裏切ったことに対して、心より深くお詫び申し上げる。…誤った説明など長年にわたるミス・リードで、所属議員事務所に誤った処理させたことについても、深くお詫び申し上げる。私自身が座長として、もっとできることがあったんだろうと、大変深く反省している」と頭を下げた。…裏金事件への説明がないことについては「事務所関係者も捜査されている中総会を開催し、事件について話題にすることも証拠隠滅の疑念招きかねないことから、総会を控えてきた。事件がどうなっているのかという不安や、地元に説明したいという思いの先生方もいたと承知しているが、その点について重ねてお詫びする」と釈明した。

幹事会に先立ち、安倍派の中堅若手は…安倍派解散を申し入れた。…福田達夫・元総務会長は「責任をしっかりと明確にした上で、(派閥を)解散するということも速やかに決めるべきじゃないかと…われわれ(中堅若手)の中で一致した」と語った。…』(本文より)





https://www.tokyo-np.co.jp/article/303871