菅元総理は無派閥とされていますが、実態として『菅グループ』と言えるシンパを集めています。それ以外では麻生副総裁、茂木幹事長は派閥の会長ですし、岸田総理は『岸田派』のオーナーです。既に報道・メディアでは、党内から『派閥について触れるべきではない…』的な意見が、多く出されているように流し始めています。

『裏金疑獄』の問題から政治改革を断行するのなら、①政治資金収支報告書について、責任者は議員本人にする、②パー券収入も含め、領収書は(個人・企業名等を伏せても)用途を記載して、1円から衆参のHP上で公開する、③派閥(政策グループ)等の収支報告書も責任者は代表者で、1円から領収書を監督官庁が公開する、④不記載も含む不適切な処理については、罰則を強化する、ように関連する法律を改正することです。

また、報酬を除く政党交付金・政務活動費(!?)・文書交通通信費(!?)等の手当についても、議員の責任とする収支報告書提出・1円からの領収書添付・衆参HPでの公開・罰則強化をするよう、関連法律を改正するべきです。

『政治に(表に出せない)お金が掛かる…』『事務処理が煩雑になり、政治活動に支障が出る…』『公開する資料が膨大になる…』等々、言い訳されそうですが、地方議会では上記のことが当たり前とするところが、どんどん増えていますし、ほとんどが一人で事務処理を行っています。秘書がいて、PCを活用…業者に依頼すれば、処理システムを作ってくれます…すれば十分に対処可能なことを、私は知っています。

自民党が提案できないなら、野党の責任で法案作成・提出すべきです。いずれにしても自民党はもちろん、政党全体で覚悟を示すことが大切です😡

『文書管理と情報公開の徹底は、民主主義の大原則』なのですから🙇


『岸田首相は…政治資金パーティー裏金問題を受け、総裁直属機関の「政治刷新本部(仮称)」を来週党内に設置すると表明した。党執行部を中心に、若手議員や外部有識者の参加を得て、今月中に中間とりまとめを行う。ただパーティーや派閥のあり方など、抜本改革を目指す発言はなく、信頼回復の道のりは遠い。

 首相は…「政治への信頼回復こそ、最大かつ最優先の課題…(政治刷新本部を通じて)自民党の体質を刷新する」と述べた。同本部の最高顧問には、首相経験者の菅義偉氏と麻生太郎副総裁を据える。

 具体案として「(政治資金)パーティーの収支を党として監査するとか、現金から原則振り込みへ移行するべきだとかは考えられる。…(派閥について)金やポストを求める場になっていたのでは、との国民の疑念がある」と指摘し、ルール作りに言及した。

 ただ派閥の見直しを巡っては、麻生氏や茂木幹事長など、複数の党幹部が派閥の会長を務めており、刷新本部で客観的な議論ができるか疑問視されそう…存否を含めた弊害除去に踏み込めるのかどうかも、見通せない。

 政治資金パーティーは…問題点がいくつも指摘されているが、首相はパーティーのあり方自体を見直す考えは示さなかった。

 政治資金規正法に関しては「透明性を高める議論のなかで、改正の議論もあり得る」と話し、必要と判断すれば、通常国会に関連法案を提出する方針も示した。…』(本文より)


https://www.tokyo-np.co.jp/article/300545