特別検察→『内乱首謀幇助』で懲役15年を求刑したのに対し、ソウル地裁→より罪が重い『内乱重要任務従事』を認定した上で、懲役23年の判決を下したということは、ユン前大統領の『非常戒厳』(戒厳令)を地裁は『内乱』と認定していることが、改めてハッキリしたと言うことでしょう。
しかも量刑が重くなっていると言うことは、日本にも伝わって来ているような「例え前大統領が無期懲役になっても、そのうち恩赦によって釈放されるだろう」などという見通しが、実は甘い妄想に過ぎなかったとなる可能性が高まった、と言うことではないかと考えますが、どうでしょうか。
決して極刑(死刑)が言い渡されるとは、考えたくありませんが…
【韓国でユン・ソンヨル(尹錫悦)前大統領が2024年12月に出した『非常戒厳』をめぐって、『内乱首謀幇助』などの罪に問われたハン・ドクス(韓悳洙)前首相に対し、ソウル中央地裁は…懲役23年(求刑懲役15年)の実刑判決を言い渡した。非常戒厳の宣布や、国会への軍投入などの一連の行為について、裁判所が初めて刑法上の『内乱』に該当するとの判断を下した。
裁判所は韓氏に対し、非常戒厳への『幇助』ではなく、より関与の度合いが強い『内乱重要任務従事』の罪を認定した。
…特別検察官は韓氏が「国政ナンバー2として、大統領の権限乱用を牽制する義務があるにもかかわらず、非常戒厳を防がなかった」として、『内乱首謀幇助』などの罪で在宅起訴。その後に裁判所の要請で、『内乱重要任務従事』の罪状を追加していた。韓国の刑法は内乱について、「国家権力を排除し、国憲を乱す目的で暴動を起こすこと」と定めている。
今回の裁判の争点は、非常戒厳がこの内乱に該当するかどうかと、韓氏の加担の有無だった。ソウル中央地裁は今月16日、尹氏に対し『特殊公務執行妨害』などの罪で、懲役5年の実刑判決を言い渡したが、非常戒厳が内乱罪に該当するかどうかの判断は示していなかった。
…今回の公判で特別検察官側は、「(韓氏が)内乱を防ぐことができる事実上、唯一の人物だったにもかかわらず、国民全体の奉仕者としての義務を捨て、戒厳宣布前後の一連の行為を通じて内乱に加担した」と指摘。「本事件は韓国の民主主義に対するテロであり、国と国民全体が被害者」だとして、「被告人を厳しく処罰し、二度と不幸な歴史が繰り返されないようにしなければならない」などと主張したという。
これに対し、韓氏は「非常戒厳は防げなかったが、賛成したり助けようとしたりしたことは決してない」と主張してきた…】(本文より)
韓国前首相に懲役23年の判決 非常戒厳は「内乱」、初の司法判断https://www.asahi.com/articles/ASV1P1QH4V1PUHBI022M.html