新しい会社から健康保険証をもらいました。裏がドナーカードになっていました。
「私は、臓器を提供しません」
に○をつけ、サインしました。善意のかけらもありません。
 
 単純に、痛いんではないかという恐怖からです。数年前読んだ脳死反対派の書籍に
「脳死者の肉体にメスを入れれば血圧が跳ね上がり、涙を流す」
という事例が紹介されていました。生理的な反応であり、脳が痛みを認識している訳ではないそうですが、脳死して臓器提供して生還された方はいない訳で、痛かったらどうしようと不安です。
 
 健康保険証の裏のドナーカードでは、心臓死後のみの提供希望もできますが、これも自分の中で整理できていないところがあります。どうせ焼かれるのですが、焼かれるのも怖いのです。熱かったらどうしようとか。どうしようもないんですが。
 
 この話を友達とした時、
「それでも自分が助かる見込みがないなら、それで助かる人に提供したい」
と言われました。ああ、やはり私には優しさのかけらもありません。
 もしかしたら、身内か友人に、移植医療によって命が助かる人がいる、という背景があれば、違う考えだったかも知れません。私が、自分を提供する方の立場に置いてしか考えられないのでしょう。
 
YOMIURI ONLINE 15歳未満認める「A案」衆院で可決…臓器移植改正案
 
 本人意思が不明でも、生前の拒否がない限り、家族の同意で臓器提供できるようになる法案が、昨日衆院で可決されたそうです。私は自分が提供するのは嫌だけど、移植医療の発展には賛成します。関係者にとっては切実なことであろうと思うからです。
 
 私の意思は保険証の裏に書き、身内にも伝えました。私は提供しません。しかし提供する方、される方を尊敬し、尊重します。こう書くと、両方の陣営に説教されそうですが。
 
 
 6月19日の記事。一昨日の記事は今朝RSS配信されたようだが今日の記事は大丈夫か。Yahooの方は、今の仕事を始めてから週2回くらいしか更新できていないので、段々記事が追いついてきた。