琥珀色の戯言様 「ブロガーという病
 
ブログを書いていると、だんだん、「このくらい書いてもいいはず」というハードルが下がってくるのだ。
 
 私はこれと逆に、だんだんハードルが上がってきました。最初は今よりも、現実の自分の情報を出していました。その後、ネットのリテラシーだ何だというブログを読んだり、変な人に
「どこそこに住んでいるんでしょう」
と絡まれたりして怖くなって、自分のリアル属性がわかるようなことは控えるようになりました。
 
 就職活動の時期も、もう少しリアルタイムに、派遣会社のこんな案件にエントリーしたら10分でお祈りがきたとか、面接でこんな面白い人に会ったとか書くつもりだったのですが、いざとなると、その時の関係者が読んだら私だとバレる、とビビって書けませんでした。
 
 その時の関係者に読まれる可能性は限りなく低く、仮に読まれても私のことを覚えている可能性はさらに低く、10万歩譲ってあの人だとわかったとしても、 リアルでその後も関わりを持つ相手ではなく、関わりを持ったとしても、地名や社名でも出さない限りは似たようなこともあるものですね、で済む話です。
 就職活動中の人のブログをいくつか購読するようになりましたが、どれも赤裸々です。赤裸々でないと面白みがありません。
 
 何を恐れているのでしょう。シュレッダーの話 と同じで、大して価値のない個人情報を、外へ出かければ交通事故に合うかも知れない程度の可能性に怯えて、一生懸命つぶしているだけの、滑稽な姿です。
 
 外歩いていて交通事故に合うことに比べると、ネットに書いたことが原因でリアルに悪影響を及ぼした場合、
「それはあなたが悪いのではないでしょうか」「自業自得」
と責められるであろうことが恐ろしいです。
 
 
 6月14日の記事。私もそうですよ恐怖症でもある。診断のきっかけとなった仕事覚えられない問題の頃、私は若年性痴ほう症ではないかと真剣に悩んでいたのに、同僚も友達も
「30過ぎれば仕事覚えられなくなるのは誰でも同じ」
と一蹴したのだ。違う違う違う。私は違うことを知っていた。誰でも同じと言われても何の解決にもならない。