「アスペルガー症候群と非言語性学習障害 子どもたちとその親のために」
 明石書店 2,310円(税込)
 
 上の書籍では子供向けのトレーニングとして、情報処理障害については下記のプランが紹介されています。
 
A スケジュールを作る技術
B 的を絞る技術
C 整理する技術
 
 他にソーシャルスキルや感覚統合トレーニングもあり、本当にこれを全部やろうとしたら親も子も気の休まる暇はなかろうと思います。これだけやっても定型発達者から見たら
「全く努力していない素の状態」
です。(平均的な定型発達者並になれるという意味ではありません)
 必ず専門家に相談してプランを組むようにと念押しされていますが、やみくもに詰め込んだら親子ともパンクしてしまうからでしょう。
 
 上の中で私の最優先課題と思われるのが「B 的を絞る技術」です。中心を見抜く能力に障害があり、どうでもいい細部にこだわるという説明になっています が、中心を見抜けないというより中心の位置が違うのではと考えております。どうでもいい細部にこだわるのではなく、その細部こそが中心なのです。
 
 このブログの初期、何度説明しても「やる気」「努力」の重要性が説かれました。こう書くとまた襲撃されそうですが、ある人たちにとっては「やる気」「努 力」が問題の中心でも、私にとってそれはどうでもいい細部です。(なくてもいいという意味でなく、中心でないという意味)
 
 仕事だと適当な例えが思いつきませんが、
「思いやりの心があれば、どう行動すればよいかはおのずとわかる」
「どう行動すればよいかわかれば、何が思いやりかおのずとわかる」
の違いでしょうか。上の書籍では
 
鍵となる大切な要点を見いだし、その要点を覚えておくことを学ぶことで、子どもは複数の要点を結びつけ、最終的には、この子どもたちには捉えることが難しい情報と情報のあいだのつながりを、見いだすことができるようになる。
 
と表現されていました。
 
 いくつもの具体的経験を積むことで、概念や不文律を身につけることは可能ですが、時間を短縮するために
「こういう時はどうでしょう」「ああいう時は」
と質問しまくると
「レアケースのことばかり考えてないで基本をしっかり覚えなさい」
「そういうことがあったらその時聞いて」
と怒られてしまうのでした。
 
”天誅” ”何やつ” カイーン・・・助かっていれば続く。
 
 
 2月21日の記事。ごくごく一部にちょっと好評な文末1行サスペンス復活。