雑誌AERAで小説「ノルウェイの森」の特集をやっていました。
「緑は統合失調症のボーダーライン」
という説があったのは意外でしたが、小説の登場人物である緑を現実世界の人物として持ってくると、その言動はかなり奇異に見えます。精神を病んでいるとされる直子の方が、言動は普通です。
「現代社会は適応できる方が変で、まともであるほど精神を病む」
という深いテーマが隠されているのかも知れませんが、小説や漫画の登場人物というのは、現実世界ではあり得ないような言動をしていることがよくあります。
小説を読んでいる時は、その世界で普通と設定されている人が普通に見えるから不思議です。小説には現実と異なる認識が働くからでしょうか。それとも書き言葉には異常行動を普通に見せてしまう魔力があるからでしょうか。
このブログでも、現実世界では異常とされるようなこと を書いても
「自分だってそうですよ」「みんなそうですよ」
と言う人がたくさん出てきます。
高次脳機能障害 の人を主人公とした漫画を読んだことがあります。主人公はこの障害により左右の認識が困難になります。
2つの鳥かごそれぞれに水の入った容器を入れるという作業で、気をつけて、確認して、大丈夫だと思ったのに、
「2つとも右に入っているよ」
と言われ、愕然とします。
漫画の表現力はすごいです。ある人にとってはこう見えているけれど他の人にとってはこう見えている、ということを、言葉による説明なしで表現する技法が確立されています。
知能も視力も衰えた訳ではないのに、主人公の脳が認識する世界が現実世界と違うことへのいら立ちと孤独、絶望感が伝わってきます。文章では半分も伝わりません。
「そんなことは私にもありますよ」「こうすればいいのでは」
そんなもんか、そんなもんです。文章の限界です。
このブログでは私から見た一方的な世界を描いています。かえって誤解を撒き散らしていないか、自分の書くことは有害なのではないか、と不安なことはあり ます。似た人を理解できたというわずかなエピソードが救いです。公開している限り、誤読させないことは不可能です。10人に1人でも通じたらよしとしなければなりません。
12月18日の記事。これまで、ウィリアムズ症候群、クラインフェルター症候群、色弱、難聴などいろんな障害を取り上げてきましたが、それを知ることができたのもブログを書いていたからで、ありがたいことです。あまりその困難を知られていない障害や病気は今後も知りたいし取り上げていきたいです。
「緑は統合失調症のボーダーライン」
という説があったのは意外でしたが、小説の登場人物である緑を現実世界の人物として持ってくると、その言動はかなり奇異に見えます。精神を病んでいるとされる直子の方が、言動は普通です。
「現代社会は適応できる方が変で、まともであるほど精神を病む」
という深いテーマが隠されているのかも知れませんが、小説や漫画の登場人物というのは、現実世界ではあり得ないような言動をしていることがよくあります。
小説を読んでいる時は、その世界で普通と設定されている人が普通に見えるから不思議です。小説には現実と異なる認識が働くからでしょうか。それとも書き言葉には異常行動を普通に見せてしまう魔力があるからでしょうか。
このブログでも、現実世界では異常とされるようなこと を書いても
「自分だってそうですよ」「みんなそうですよ」
と言う人がたくさん出てきます。
高次脳機能障害 の人を主人公とした漫画を読んだことがあります。主人公はこの障害により左右の認識が困難になります。
2つの鳥かごそれぞれに水の入った容器を入れるという作業で、気をつけて、確認して、大丈夫だと思ったのに、
「2つとも右に入っているよ」
と言われ、愕然とします。
漫画の表現力はすごいです。ある人にとってはこう見えているけれど他の人にとってはこう見えている、ということを、言葉による説明なしで表現する技法が確立されています。
知能も視力も衰えた訳ではないのに、主人公の脳が認識する世界が現実世界と違うことへのいら立ちと孤独、絶望感が伝わってきます。文章では半分も伝わりません。
「そんなことは私にもありますよ」「こうすればいいのでは」
そんなもんか、そんなもんです。文章の限界です。
このブログでは私から見た一方的な世界を描いています。かえって誤解を撒き散らしていないか、自分の書くことは有害なのではないか、と不安なことはあり ます。似た人を理解できたというわずかなエピソードが救いです。公開している限り、誤読させないことは不可能です。10人に1人でも通じたらよしとしなければなりません。
12月18日の記事。これまで、ウィリアムズ症候群、クラインフェルター症候群、色弱、難聴などいろんな障害を取り上げてきましたが、それを知ることができたのもブログを書いていたからで、ありがたいことです。あまりその困難を知られていない障害や病気は今後も知りたいし取り上げていきたいです。