毎日jp月刊ニュースがわかる 「働き方が変わっていく 」シリーズ
 
を見ると、現代日本の主たる労働問題は
 
1 雇用形態問題(非正規雇用、ワーキングプアなど)
2 正社員の働き過ぎ問題(名ばかり管理職、サービス残業、過労死など)
 
の2点に集約されるようです。(正社員のワーキングプアや非正規雇用者のサビ残もありますが)
 緊急性を要するのは2だと思うのですがマスコミや政府に問題視されているのは1で、2は後回しにされがちです。正社員なんだからぜいたく言うなというこ とです。派遣になれば収入がアップするとしても正社員の方がいいという、ワーキングプア正社員のアンケート結果を雑誌で見たことがあります。
 
 正社員の地位という輝きは大変なものです。先日読んだ「名ばかり管理職 」(NHK出版)に登場した元コンビニ店長や元ファミレス店長の、フリーターからやっと正社員になって、これで親を安心させられる、家庭も持てるという喜び、それを失いたくない一心で倒れるまで働いた結果、身体を壊して社会復帰も困難になった絶望は、泣けてきます。
 逆に言えば、正社員でないと親は安心しないし家庭を持てないし、自分の稼ぎで生活していても世間的には自立できていないかのような扱いです。久しぶりに会った知人に
「正社員?」
と聞かれる時のみじめさったらありません。
 
 会社や部署によるのですが、一般に正社員の勤務は過酷です。私の勤務先でも正社員は遅くまで働いています。特に中途採用が期待できる会社ほど、朝早くか ら夜遅くまで、休日も当然のように出勤しているのに手当てなし、のイメージがあります。正社員になりたいかなりたくないかと二者択一で聞かれたら答は
「なりたい」
ですが、あんな生活をすることが前提なら、とてもできそうにありません。
 
 ただ、毎日午前0時を回ってから帰宅するような生活をしているのに週末は早起きして遊びに行く、という人もたくさんいます。何でそんなに寝ないで済むのか、月の半分は定時帰宅している私でさえ、週末はクタクタで半日寝続けます。
 企業の正社員に対する要求水準が高止まりしているので、それを緩和しないことには正社員になりたくても断らざるを得ない人もいて
「あいつらは好きで派遣やパートをやっているのさ」
となってしまいそうです。
 
 
 10月25日の記事。うみわあおさんのコメントを写しておこう。
「派遣は安定感がない、というのもあることはありますが、正社員だからと言ってけして安心できない今の世の中、安定感のなさに加えて収入減とか過密労働まで背負うのが正社員、と考えると割に合わない感をひしひし感じます。
それでいて「正社員」の響きだけは耳に心地いいのはこれはもうだれかに洗脳されているとしか思えないのでありました。やっぱり権力者の陰謀?でしょうか。と久々に陰謀説を持ち出してみました。笑」
世の中は陰謀でいっぱいです。